これ。【catyanさんの健康管理カラダカラノート】

トップ>メンバー検索>catyanさんのトップページ>記録ノートを見る>これ。
08年01月06日(日)

これ。

< 人は。  | 滝。 >
これ。 画像1 これ。 画像2
【其の九十六.】(No.10) 詠み人:蝉 丸

 これやこの 行くも帰るも 別れては 
   知るも知らぬも あふ坂の関
(コレヤコノ ユクモカエルモ ワカレテハ シルモシラヌモ アウサカノセキ)

[ギミック] 掛詞:あふ坂=逢坂(場所)x逢ふ坂 

[通釈]
これこそあの、
(京から東-アズマ-へ)行く人も帰る人も、別れては出会い
知り合いの人達も見知らぬ人達も、出会っては別れるという
   その名の如きの「逢坂の関」であるかな。

----- おまけ&キャチ的☆解釈 -----

「行くも帰るも」は京都を基点として、関所を行く人・帰る人。
国の首都に向かうことを「上る」って言いますよね。当時は京都が中枢でした。
「逢坂の関」は「逢ふ」との掛詞として詠まれることが多い歌枕。

言葉の繰り返しや反意語の連続が、コミカルかつリズミカルであり、痛快な歌です。

作者(坊主)は世を捨てて、逢坂山に庵をなして住み暮らしておられました。
関所を行き交う人々の、出会いと別れ、喜びや悲しみに、人生の縮図を見て
詠まれたお歌でありましょう。

人々がせわしなく通り過ぎるだけのその場所で、独り留まりそれを眺めやる...
趣味が良いのか、悪いのか...?

ただ、この歌で思い浮かべる限りでは、人々は皆明るく、生き生きとしております。
・・・作者もまた、然り。だったのでございましょうな。

・・・イト、ナツカシ。

(ノコリ4。やっべ。もぅ10日や。百首うpできるぢゃんっ。・・・ま、いいゃ~)

↓↓ キャチ的☆小倉百人一首 ◆◆◆ もくじ ◆◆◆ へGO ↓↓
http://www.karadakara.com/note/some/record/day/20070708_iqg3.html

コメントを書く
コメントを書き込むには、ログインが必要です。
ページTOPへ戻る↑
シェアする