人は。【catyanさんの健康管理カラダカラノート】

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08年01月05日(土)

人は。

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【其の九十五.】(No.35) 詠み人:紀 貫之

 人はいさ 心も知らず ふるさとは 
   花ぞ昔の 香ににほひける
(ヒトハイザ ココロモシラズ フルサトハ ハナゾムカシノ カニニオイケル)

[ギミック] 特にナスww 

[通釈]
あなたは、さて、お心は以前のままでしょうか、わかりません。
けれど、梅の花は昔の香りのままで、咲き誇っているではありませんか。

----- おまけ&キャチ的☆解釈 -----

「いさ」は「さぁ・いや」等の否定的感動詞が副詞化したもの。「知らず」に掛かる。
現代的に言えば「人はいざ知らず」であります。
『人の心は移ろい易いものですが、さて...?』という作者の心理が読み取れます。

「花」は「梅の花」。
「にほふ」は「香りがする」でも良いが、ここでは「美しく咲く」がふさわしいでしょう。

この歌の詞書に
作者が、昔馴染みの宿屋の主人に、久しく疎遠にしていたことを皮肉られた時に
梅の花を一振り折って添えた歌である、とございました。

皮肉への応酬の歌だけに、嫌味っぽいテイストもありますが、
逆にそれがまた実に爽やかであり、男前でもあります。

決してへりくだること無く、しかし、おごることも無く...さすが貫之っちですね。
きっと宿の主人のわだかまりも解けたことでありましょう...か?

ちなみに。貫之っちは友則⇒【其の七十五.】らと共に『古今集』の選者であります。
http://www.karadakara.com/note/some/record/day/20071216_iqg3.html
旅日記『土佐日記』の作者としても有名ですね。

・・・イト、メヤスシ。

(ノコリ5。 ずっと思わしくなかった体調が回復しつつあるぢょ~♪よかた(;_;)...)

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http://www.karadakara.com/note/some/record/day/20070708_iqg3.html

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