孰れか礼を知らざらん。【catyanさんの健康管理カラダカラノート】

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09年12月25日(金)

孰れか礼を知らざらん。

< 既往は咎めず。  | 以って成る。 >
孰れか礼を知らざらん。 画像1 孰れか礼を知らざらん。 画像2
◎子曰、
 管仲之器小哉。
 或曰、
 管仲儉乎。
 曰、
 管子有三歸、
 官事不攝、
 焉得儉。
 然則管仲知禮乎。
 曰、
 邦君樹塞門。
 管氏亦樹塞門。
 邦君爲兩君之好、有反占。
 管氏亦有反坫。
 管氏而知禮、
 孰不知禮。
 
○ シノタマハク、
 カンチュウノウツハショウナルカナ。
 アルヒトイハク、
 カンチュウハケンナルカ。
 ノタマハク、
 カンシニサンキアリ。
 カンジハカネズ、
 イズクンゾケンナルヲエン。
 シカラバスナハチ、カンチュウハレイヲシレルカ。
 ノタマハク、
 ホウクンジュシテモンヲフサグ
 カンシモマタジュシテモンヲフサグ
 ホウクンリョウクンノヨシミヲナスニハンテンアリ、
 カンシモマタハンテンアリ。
 カンシニシテレイヲシラバ、
 タレカレイヲシラザラン。
  
● 孔子が言いました。
 「管仲の器はなんとも小さいですね。」
 -国政へのあまりの功績の高さから国君なみの特権を許された程の
  名宰相であった管仲に対してそのような酷評をしたので-
 或る人は言いました。
 「管仲は倹約家-悪く言えばケチ-だからでしょうか。」
 孔子は答えました。
 「管氏は-国君さながらに-三人の夫人とそれぞれが待つ家を持ち
  召使いもそれぞれに抱えています。
  どれほど良く言えば倹約家だなどと呼べるのでしょう。」
 「では管仲が大成したのは礼をわきまえているからでしょうか。」
 孔子は言いました。
 「目隠しの塀を立てて門を塞ぐという国君に与えられし礼節を、
  管氏もそれを真似て塀を立てて門の目隠しをしました。
  修好の際、献酬の盃を置く特別な台は国君の権威を示すものなのに、
  管氏もそれを真似て特別な台を設けました。
  -例え許可が下りたとしても、国君の特権を行使してしまうような-
  管氏のことを礼をわきまえていると言うのならば、
  いったいどこの誰を礼儀知らずと呼べばいいのでしょうか。」

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 オニパねぇっス~~..._〆(;ωq`)←魂の叫び。

 『管鮑の交わり』でもソノ「がめつさ」が知られる管仲サンでアリマス。
 美談の裏側でゎ、そんな親友・鮑叔牙サンの甘やかしが仇をなし
 聖人・孔子サンの逆鱗に触れちゃってたりするのデス(‐ω‐;;)ニャ
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