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水分補給にならないどころか…  ビールは危険!

アルコール、特にビールには利尿作用があります。
喉の渇きを癒すためにビールを飲んでも、逆に体内の水分を排出してしまいます。
また、アルコールを飲みすぎると、カラダが脱水症状を起こしたり、
粘膜が乾燥したり、血がドロドロになったりと、たくさんの危険が待っています。

「ビールは水と一緒」なんて大間違い!余計に危険を呼び込んでしまっています。
ビールを飲んだ後は、本当の意味での正しい水分補給をしてあげましょう。

【詳細】 水分補給にならないどころか…  ビールは危険!

運動後やお風呂上がりなど、汗をかいた後に飲むビール。おいしいですよね。でも、実は、そこには危険が潜んでいるんです。一体、どんな危険が潜んでいるんでしょうか?

 
■ 喉が渇いた時に飲むビールの落とし穴

スポーツやサウナ、お風呂など、汗をかいた後のビールは爽快ですよね。ゴクゴクと爽やかな喉ごしでビール好きにはたまらない至福のひとときでしょう。しかし、そこに大きな落とし穴が…。

当たり前ですが、ビールは水やジュースとは違い、アルコールです。ビールに限らずアルコールにはもともと利尿作用があります。お酒を飲んでいない状態のときは、脳から腎臓へ、尿の量を調整するホルモンが出ています。しかしアルコールはそのはたらきを抑えてしまうため、尿の量は増えてしまうのです。だから、お酒を飲むとトイレに行く回数が増えてしまうんですね。ということは、汗をかいた後にビールを飲んで水分を補給したつもりでも、実際は、大半が体の外へ出てしまっていることになります。

特に、カリウムのが多く含まれているビールは要注意!他のお酒に比べてもビールの利尿作用は高いので、ビールを飲んだ結果、摂取した水分量よりも、尿として体の外に出ていく水分の方が多くなるという事態が起こってしまいます。汗をかいた分だけ体内は脱水状態になっているので、しっかり水分補給をすることが大切なのに、ビールを飲んでしまったら、ますます脱水状態になってしまうのです。

■ カラダの中の水分が減るとどうなるか

脱水状態、つまりはカラダの細胞内部にある水分が減ってしまう状態です。汗をかくことで細胞に水分が不足してくるため、脳がそれをキャッチし、「喉が渇いた」という状態を引き起こして水分を補給させようとするのですね。注目はここから!実はアルコールには、水分補給に役立たないどころか、さらに細胞の水分を勝手に細胞の外へ出してしまう作用があるのです。
みなさんも注射の前の消毒で、皮膚がスーッとする体験をしたことがあるかと思いますが、アルコールには熱を奪ったり、乾燥させる作用があります。それは体内に入っても同じで、アルコールを含んだ呼吸をすることで、のどや鼻などの、気道の粘膜を乾燥させることにもなります。実は二日酔いの頭痛の原因も細胞の水分が減ることにあります。脳の細胞の水分が失われ、脳がギュッと縮んで痛みを感じてしまうんです。細胞の水分が減ると、血液はドロドロになり流れが悪くなったりもします。お酒を大量に飲んだまま、水分補給をせずに寝てしまうと、血栓や動脈硬化になり、ヘタをすると死にいたることもあります。

「ビールは水と一緒だから…」なんて、水分補給をビールでしている人は気をつけてくださいね。やっぱり、ビールと水は別のもの。水分補給をするつもりでビールを飲んだ結果、脱水症状になった…なんてことがないように。お腹はタプタプになるかもしれませんが、ビールの後は、水や吸収のよいスポーツドリンクなどを飲んで、本当の意味で、カラダに水分を補給してあげましょう!

 

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