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ぬるま湯でゆったり 疲労回復は半身浴で!

注)今回はあくまでも「夏場のお風呂の入り方」なのでご注意を!
冬場はまた季節に合わせたお風呂の入り方をご紹介します。
また、高血圧症や心筋梗塞などの人は医師のアドバイスを受けてくださいね。

不規則な生活を続けていると、疲労が溜まりに溜まっていくもの。
そこで、毎日の疲れをその日のうちに癒すには、お風呂での半身浴が効果的。

暑い夏でも38度くらいのぬるめのお湯に20~30分ほど、肋骨の下あたりまで、ゆーったりと浸かると、体の疲れを癒してくれますよ。

お風呂は日本人特有の素晴らしい健康法!夏バテ予防にもなります。
これで夜もぐっすり眠れるので、疲労感いっぱいの時は是非!
ただし食後30分は入浴は避けましょう。

【詳細】   ぬるま湯でゆったり 疲労回復は半身浴で!
 
■ なぜぬるま湯がいいのか?
 人間の体には自律神経というものがあります。 自律神経とは、血管を広げたり収縮させたりする働きをしているのですが、 活動時に活発になるのが交感神経、その逆が副交感神経です。 交感神経が活発な時は血圧が上がり全身に血が巡りますが、副交感神経が働いている時は、 リラックスしている状態になります。

熱いお湯に入ると交感神経が活発になります。そのため、新陳代謝も活発になり、 頭にも血が巡りスッキリ、シャキッとします。目を覚ましたい時などは熱いお湯に3~5分くらい浸かるのがいいでしょう。 ただし、高血圧の人にはオススメできません。

逆にリラックスしたい、疲れを癒したいという時は、ぬるめのお湯に浸かると、今後は副交感神経が刺激され、心身をリラックスさせてくれます。血圧や心拍数が急激に上がる…ということもないため、体への負担もなく、ゆったりとリラックスできるというわけです。

また、ぬるめのお湯なら長時間入ることができるので、体を芯から温めてくれます。 夏場はクーラーなどで知らず知らず、体が冷やされてしまっているので、 内勤の方には特に夏場のぬるま湯がオススメです。

■ なぜ半身浴がいいのか?

半身浴とは、肋骨の一番下くらい(みぞおちの部分)まで だけお湯に浸かる方法で、近年、その健康効果が注目を浴びています。 なぜ、半身浴が体にいいかと言うと、お風呂に浸かっている間、実は体も水圧を受けているんですね。 首まで浸かった場合、ウエスト部にかかる水圧は3~5cmも水圧に押されて細くなっている状態だと 言われています。全身浴をした後、何となく余計に疲れた気がすることってありませんか? それは、この水圧によって血液がいっせいに心臓に戻るため、心臓や肺などの臓器に負担がかかるためだと 言われています。

そこで半身浴。半身浴なら心肺機能に負担をかけずに、下半身だけの血液を水圧によって心臓に押し戻してくれるのです。また心臓への負担がないため、長時間浸かっていても疲れません。

 
●ぬるま湯半身浴の正しい入り方

1.食後30分は避ける
食後すぐに入浴すると満腹の胃がさらに膨らんで心臓を圧迫し、心筋梗塞を起こす恐れがあります。

2.ほんのり赤くなってくるまで
ほんのり赤らんで汗が出てくるまでゆったり浸かりましょう。血液は約1分で1巡するので2~30分入ると2~30巡することになります。

3.水分補給をしながら
ぬるま湯半身浴は知らず知らずのうちにたくさんの汗をかきます。汗をかいたら必ずミネラルウォーターなどで水分補給をしっかりしましょう。この時、糖分の多いものを飲むとビタミン1が失われ、かえって体に良くないので、糖分のないものを飲みましょう。

4.汗が噴き出してきたら湯船から出る
ゆったり浸かって汗が噴き出してきたら、湯船から出て体や髪を洗いましょう。ゴシゴシ洗わなくても、たっぷりの泡で優しく洗ってあげれば汚れはちゃんと落ちますよ。

5.立ちくらみには冷水洗面器
立ちくらみしやすい人は、洗面器に冷水(普通の水でOK)を入れて手だけ冷やしながらお風呂に浸かるといいでしょう。

 

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