運動不足も原因のひとつ ■ 怖い病気 脱腸 |
脱腸とは、正式には「鼠径(そけい)ヘルニア」と言われる病気で、 初期の頃は、太ももの付け根の部分がぽっこりと出ていて、 放っておけば、命にも関わる怖い病気である脱腸。 |
【詳細】 運動不足も原因のひとつ ■ 怖い病気 脱腸 |
「脱腸」ってみなさんご存知ですか?結構メジャーな病名なので、身の回りでも聞いたことがあるのではないでしょうか。よく聞く名前ですが放っておくと命に関わることもある病気です。 今回は、そんな脱腸について詳しくご紹介していきたいと思います。 |
■ 脱腸ってどんな病気?? |
一般では脱腸という名前の方が有名ですが、正式には「鼠径(そけい)ヘルニア」と言います。「鼠径」とは太ももの付け根の部分を指し、「ヘルニア」はカラダの組織が正しい位置からはみ出た状態を表しています。つまり、本来お腹の中にあるはずの腹膜や腸など内臓の一部が、太ももの付け根のところに外に飛び出している状態が脱腸(鼠径ヘルニア)です。 脱腸は乳幼児から高齢者まで、幅広く起こりうる病気です。乳幼児の場合は、ほとんど先天的な原因で生じますが、成人の場合は運動不足も含めてカラダの組織が弱くなることが原因です。 では、この脱腸という病気は、具体的にどんな症状が表れるのでしょうか。 |
|
■ 脱腸の症状 |
初期段階では、立ち上がったりお腹に力を入れた時に、太ももの付け根の部分に内臓がでてきて外から触ってもわかるくらいに、やわらかい腫れができます。不快感はありますが痛みもそれほどなく、押さえると引っ込むのでそんなに気にはなりません。 しかし、この腫れが急に硬くなったり、押さえても引っ込まなくなったときが危険です。強い腹痛や吐き気、嘔吐を伴い、腸閉塞を起こしたり、腸が強く締め付けられて血行が滞り、腸が腐り始めてしまうことだってあるのです。また、そのまま放っておくと、腸の出っ張りがなくなって治ったかのような勘違いをしてしまいますが、そうなると生命の危機です。出っ張りがなくなったのは腸が破裂したからで、腸内の細菌が全身に行き渡り間もなく死を迎えることになってしまいます。 では、このような自覚症状がある場合は、どうすればよいのでしょうか。 |
■ 脱腸の治療方法 |
脱腸の自覚症状がある場合は、すぐに病院に行くことをオススメします。 初期段階では痛みもなく、恥ずかしさから病院に行かない人も多いそうですが、決して放っておいて治る病気ではありません。気になる人は、今すぐ病院へ行くようにしてくださいね。 |