HOME  >  カラダカラ辞典  >  カラダカラコラム  >  その他のコラム一覧  >  栄養価を減らさず長持ちさせる  野菜の保存方法

栄養価を減らさず長持ちさせる  野菜の保存方法

野菜の保存方法のポイントは以下の通り!
根菜類…葉のついたものは、根の部分とすぐに切り離して別々に保存!
    そうしないと、葉に栄養を送ろうと、根の栄養が減ってしまいます。

青菜類…収穫後2日くらいでビタミンはグンと減ってしまいます。
    収穫前と同じような環境を作り、冷蔵庫の野菜室で、根を下にして
    立てておくと、より長期間保存しておくことができますよ。

【詳細】   栄養価を減らさず長持ちさせる  野菜の保存方法
 
 不規則な生活で食生活も不規則になっているはず。食事が不規則になると、内蔵の働きが低下するだけでなく、栄養バランスが崩れたり、必要な栄養素を摂れなかったりするものです。だからこそ自炊するときは、少しでも栄養を多く摂りたいですよね。

そこで、今回は、野菜の栄養価を逃がさないための保存方法を取り上げてみたいと思います。せっかく買い置きしても、すぐには全部を使い切れず、何日か保存しておくことで、どうしても野菜の栄養価は落ちてしまうものなんです。だからこそ、少しでも無駄に栄養を逃がさないような保存方法を、ご紹介したいと思います。

 
■ 根菜類の保存のしかた

葉のついた根菜類、例えばダイコンなどを購入するときは、葉のついたものを買いましょう。葉の部分は緑黄色野菜ですから、捨ててしまうのはもったいないです。おひたしや汁物の具として、利用してあげましょう。葉のついた根菜類を購入したときのそこでのポイントは、持ち帰った後は、すぐに葉と根の部分を切り離すこと!葉や茎をつけたまま保存すると、葉に栄養を送ろうと、根の栄養価が下がっていってしまいます。茎を少しのこした状態で葉を切り落としてから保存してあげましょう。

○大根

水分が蒸発しやすいので根の部分は新聞紙に包み、野菜室で立てて保存します。一方の葉はポリ袋に入れて保存しますが、傷みやすいので、できればその日のうちに使うようにしましょう。大根おろしにした場合は、より傷む速度が速いので、平らに並べてラップなどに巻いて、冷凍して保存します。使うときは必要な量だけを割って、自然解凍して使うとよいでしょう。

○玉ねぎ

玉ねぎは、冷蔵庫ではなく、湿気が少なく風通しのよい冷暗所で常温保存しましょう。ネットなどに入れて、通気性のよい場所につるしておくと、より長持ちします。使いかけの場合は、ポリ袋に入れて冷蔵しておくか、みじん切りにして、炒めた後に、冷凍して保存しましょう。

○にんじん

新聞紙でくるんでから、ポリ袋に入れて野菜室に立てたまま保存します。水がついていると腐りやすいので、水滴がついていたら、すぐにふき取ってあげるのがポイントです。

○じゃがいも

光が当たる場所で保存すると、皮が緑化してしまうので、涼しい日陰で保存してあげましょう。りんごはじゃがいもの発芽を防ぐ効果があるので、りんごと一緒に一緒にダンボールに入れて常温保存してあげるのもよいと思います。

■ 青菜類の保存のしかた

青菜類は、ビタミンが多く含まれているのですが、収穫してから時間が経てば経つほどビタミンの量は減少していってしまいます。収穫後2日以内くらいであれば、栄養価が高い状態で食べることができます。
また、少しでも栄養価の高い状態を保つためには、収穫前と同じような環境を作ってあげるとよいでしょう。ぬらした新聞紙で包んだり、10cmくらいの高さに切った牛乳パックに水をはり、根をつけてラップをまいて、冷蔵庫の野菜室に、根を下にして立てて保存してあげるとより効果的です。

○キャベツ

切っていないものは、新聞紙に包んでから、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。切り口から傷んでくるので、切ったものは、ラップに包んで同じように冷蔵庫の野菜室に保存します。丸ごと買ってきたときは、芯の部分をくり抜いて、水を含ませたキッチンペーパーをつめておくと、より長持ちしますよ。

○アスパラガス

アスパラガスは、生のままでは鮮度が落ちてしまいます。いったん茹でた後に、冷蔵庫か冷凍庫で保存します。翌日に使う場合は、茹で汁と一緒に密閉容器に入れて冷蔵庫にいれておきます。時間がないときは、ラップなどで包んで、冷蔵庫の野菜室で保存しておきましょう。このときも、根を下にして立てて入れることを忘れないでくださいね。

○ネギ

これからの季節に、鍋などで大活躍するであろうネギ。ネギは、ビニール袋に入れて野菜室で立てて保存すると長持ちすると言われています。その形状から、傘用の袋などを使ってもいいでしょう。細かく刻んだり、適当な長さに切ってから、ラップで巻いて冷凍庫で保管しておくと、次使うときも、冷凍のまま使えるので便利です。

○白菜

同じく、鍋で頻繁に登場する白菜。量が多すぎてあまったりしがちなので、保存方法を知っておくと便利です。まるごと1個買った場合は、常温の冷暗所で新聞紙にくるんで置いておけば1ヶ月くらいは保存しておくことができます。切ったものは冷蔵庫の野菜室で保存します。キャベツと同じように、芯をくり抜いた後、水でぬらしたキッチンペーパーをつめておくと、より長持ちするでしょう。

たまにしか、自炊をしないため、いつも野菜を冷蔵庫で腐らせていたみなさんは、これを参考にしてみてくださいね。同じ値段を出して買う野菜、特に最近は野菜の値段が上がっているので、無駄なく使い切ること。そしてその栄養価を逃さないようにしましょう。

 

人気コラムランキングその他のコラム