栄養はビタミンCだけじゃない! 冬の果物みかんを食べよう! |
みかんといえば、ビタミンCというイメージが強いですよね。 しかし、みかんの効果はそれだけじゃないんです! 実には、疲労回復効果のあるクエン酸や、ガン予防効果のあるオレンジ色の色素βクリプトキサンチンが、 スジや袋には、ペクチンという食物繊維が実の4倍と、 血管と血液を元気にする効果があるヘスペリジンが含まれています。 スジや袋も一緒にみかんを食べると健康効果倍増! こたつに入って、テレビでも見ながら1日2個程度食べれば、1日に必要なビタミンCをとることができますよ。 |
【詳細】 栄養はビタミンCだけじゃない! 冬の果物みかんを食べよう! |
外食の多い人は、ついつい高カロリーのものを食べてしまいがちです。特に現代人は外食でなくても脂質を余分に摂取しがちです。脂質を多くとりがちな人に必要なものは食物繊維です。食物繊維そのものに栄養はないのですが、腸に長く食べ物がとどまると、体に不要なものまで吸収してしまうので、そうならないよう、食べたものを長く胃にとどめて、腸で余分に栄養を吸収しないための手助けをしてくれます。
食物繊維といえば、サツマイモとかリンゴなど、さまざまな食べ物をあげることができますが、今回は、含有量はそれほど多くはないものの、食べ方によっては、摂取量を増やすこともでき、その他風邪予防に効果のあるビタミンCも豊富な冬の果物「みかん」についてご紹介したいと思います。 |
■ みかんの種類 |
みかんと言っても、温州(うんしゅう)みかん、紀州みかん、いよかん、ぽんかんなど味も色も大きさも様々な種類のものが挙げられます。日本で言われる一般的なみかんとは温州みかんのことですが、温州みかんにも青いもの、赤いもの、酸味の強いものなど約200種類もの系統があり、収穫時期によって呼び名も味も変わります。今回取り上げるのは、この温州みかん(以下、みかん)ですが、これにはいったいどんな栄養素が含まれていて、どんな効果があるのでしょうか。 |
■ みかんに含まれる栄養素とその効果 |
みかんにも、房、実などの部位にわけることができますよね。以下、その部位別の栄養素とその効果についてあげておきます。
他にも、β-カロテンや、ビタミンB群、ビタミンE、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。 |
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■ みかんの選び方、食べ方 |
上記にも書いたように、みかんの袋やスジの部分にも栄養は含まれています。ですから、食感はあまりよくないかもしれませんが、スジを取らず、袋のまま食べるのが栄養面では効果があります。お店などでみかんを購入する際は、皮の色つやがよく、ヘタが青くて小さいものを選ぶようにしましょう。皮の表面のきめが細かいものの方が、甘くてジューシーですよ。 |
■ みかんを食べるときの注意点 |
この季節、コタツに入ってテレビを見ながらみかんを食べていると、ついつい余分に食べてしまったりしますよね。でも、みかんを食べすぎるとカラダを冷やしてしまいがちです。冷え性の人や、膀胱炎を起こしやすい人は、食べすぎに注意しましょう。また、みかんをたくさん食べていると、指先や手のひらが黄色くなってしまった…なんて経験はありませんか。この症状は、柑皮症(かんぴしょう)と言われているのですが、みかんを食べるのをやめると治ります。みかんは1日2~3個が適量です。 |
■ みかんの皮の利用方法 |
みかんの皮は、そのまま食べることはできませんが、さまざまな利用方法があります。 乾燥させた皮は、漢方生薬として使われていて、健胃剤として、または発熱を伴う風邪などの諸症状に効果があると言われています。 また、みかんを食べた後も皮を乾燥させてネットなどにまとめて入れて湯船に浮かべて「みかん湯」にするといいですよ。みかんの皮の入浴剤は体がポカポカと温まるので、冷え性やそれによる肩こり、腰痛、筋肉疲労などの改善に効果を発揮してくれますよ。 |