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不規則な生活にはビタミンC! 「風邪予防をしよう!」

  • この季節、なんと言っても朝晩や1日ごとの寒暖の差が激しく風邪を引きやすい時期です。特に、睡眠不足が続いたり、不規則な生活が続くと、風邪をひきやすいと言われていますよね。事実、体調が優れない人も多いのでは?

    ところで、生活が不規則だと風邪を引きやすいのはどうしてなんでしょうか?今回はそんな風邪の理由と、対策法について取り上げてみたいと思います。

    風邪の原因

    風邪は、体内にウイルスや細菌が侵入し、感染することで発病します。中でも風邪の原因の大半はウイルスが占め、その割合は7~8割になります。普通、ウイルス性の病気に1度かかると、抗体ができるため2度目はかかりにくいと言います。しかし風邪は、ウイルスの種類は200種類以上あるのでそう簡単にはいきません。1度感染して抗体ができても、また、違う種類のウイルスが体内に侵入してくれば、また、風邪にかかってしまうことになるのです。これが「風邪の特効薬を開発できたらノーベル賞もの」と言われるゆえんでもあります。

    風邪のウイルスは、まず最初に喉や鼻から侵入します。喉や鼻には粘膜があり、ウイルスの侵入を防いでいるので、本来、簡単には侵入することができません。しかし、この粘膜が免疫力を失ってしまうと、風邪のウイルスはどんどん侵入して風邪を引いてしまうのです。

    睡眠不足と風邪の関係

    人間の体には、外から侵入してくる病原菌やウイルス、異物などから身を守るための自己防衛システムが備わっています。ウイルスが侵入してくると、防御反応として、免疫物質がたくさん生産されていきます。この免疫があることによって、私たちは、病気の感染などから守られているのです。そして実は、この免疫機能にも、一日を単位としたリズムがあるのです。  朝起きて活動をはじめた人の体は、緊張を高めるような条件が整うと、頭をスッキリさせる働きをするストレスホルモンが分泌されます。このストレスホルモンが、さらに体を活発に活動させるための副腎皮質ホルモンであるコルチゾールを発生させます。

    実は、この状態にある時、体の免疫機能は低下しています。簡単に言うと、体が活発に活動しているときほど、免疫力が低下してしまっているのです。そして、この状態のピークは、体温が最も高くなる時間帯である夕方になります。

    その後、夜になるにつれて、体が休息に向かうと、今度は体内でメラトニン(第9号参照)が増加してきます。それに合わせて、免疫機能はしだいに回復していき、夜眠っている間に、昼の間に低下した免疫機能が回復するというリズムが、本来、体に備わっています。

    しかし、昼間や夕方にストレスホルモンがたくさん出れば出るほど、休息の時間は短くなったり、休息自体ができなくなったりします。すると、免疫機能は十分に回復することがなくなり、どんどん体は抵抗力を失い、ウイルスなどが侵入しやすい状況になるわけです。

    つまり、この免疫機能回復のリズムを守らないと、結果として体の防御機能を弱め、病気にもかかりやすくなるというわけです。これが「不規則な生活をしていると風邪をひきやすい」と言われる理由だったのですね。

    免疫機能を高めるにはビタミンC!

    もちろん、免疫機能を高めるには、人間のカラダに本来備わっているリズムを取り戻すことが一番ですが、なかなかそういうわけにもいきませんよね。そこで、せめて、低下した免疫機能を少しでも改善するために、免疫力を向上させる栄養素を摂るように心がけましょう。

    オススメなのは、ビタミンC。ビタミンCを摂ることで、風邪の回復を早めることができます。ビタミンCは水溶性ビタミンなので摂りすぎても過剰症などの悪影響はありません。しかし、風邪予防効果を期待して、健康なときに大量に摂取しても、その効果には限度があるので、多ければ多いほど風邪を引きにくいということではありません。風邪をひいてしまったときに摂取したビタミンCは、タンパク質の生成を促進したり、ウィルスによって、荒れた細胞の修復をしてくれます。ですから、風邪予防にもビタミンCは重要ですが、風邪を引いた時にこそ、積極的に摂取するようにするといいでしょう。

    通常のビタミンC所要量は1日100mg。風邪をひいた時は、250mg~500mgは摂取するようにしましょう。しかし、みかん1コのビタミンCの含有量は約35mg。500mg摂取しようと思えば、かなりの量を食べなければなりません。ですから、サプリメントなどで補ってもかまいません。とにかく、たくさんのビタミンCを摂るように心がけましょう。また、一度に摂取するよりも、毎食後に小分けにして摂取する方がより効果的です。

    ビタミンCは、それ以外にも抗酸化作用や女性に嬉しい美肌効果、貧血の予防などにも効果があります。厚生労働省が定める1日の所要量は100mgですが、本当は500mgくらいは摂った方がいいという研究報告もあります。特にタバコを吸う人はビタミンCが大量に失われてしまうため、通常の2~3倍ものビタミンCが必要だと言われています。 vビタミンCいっぱいの食品やサプリメントなどは、甘酸っぱくておいしいので、食後のフルーツやおやつ代わりに、積極的にビタミンCを摂るようにしましょう。でも、本当は規則正しい生活を送ることが風邪予防の近道ですよ…!この冬、風邪を引かずに元気で過ごせるよう、手荒い・うがいなども含め、しっかり風邪予防対策をしておきましょう。


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