catyanさん
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07年12月19日(水)
有馬。 |
< わたの原こ。
| 心あ。 >
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【其の七十八.】(No.58) 詠み人:大弐 三位
有馬山 ゐなの笹原 風吹けば
いでそよ人を 忘れやはする
(アリマヤマ イナノササハラ カゼフケバ イデソヨヒトヲ ワスレヤワスル)
[ギミック] 掛詞:そよ=そよそよ(と吹くそよ風)xそれ(指示代名詞)
[通釈]
有馬山にほど近い猪名の笹原に風が吹いて、そよそよとそよいでいます。
さぁ。それですよ...
その「そよ」では無ぃけれど、どうして私があなたのことを忘れるものですか。
----- おまけ&キャチ的☆解釈 -----
「有馬山 ゐな」は摂津国の有馬山・猪名川(神戸市)。古来より一緒に読まれた枕詞。
別に有馬記念に合わせたわけぢゃございません。偶然でありんす。←あってもないし。
さて、この歌の作者さん。母君があの紫式部さんにございます。⇒【其の四十六.】
http://www.karadakara.com/note/some/record/day/20071116_iqg3.html
その才を受け継ぎ...といった評価はあまし見受けられませんでした。流石に。
と、申しますのは、この歌少々解釈がむつかしい...てか、わかりにくい。つか、幼稚?
この歌は、恋人への贈答歌でして、故にその背景ありき、といった所があるのですが...
作者が、つれない恋人に「もう私のことは嫌いになったのですか?」と尋ねた所、
「貴女こそが私を嫌っておられるのかと思い、身を引いていたのですよ。」との返答が。
それに対し「ふふっバカね。カワイイ人♥」・・・なんつったかどうかは解りませんが
“はぐらかし”として詠んだのだそぅぢゃ。
・・・いゃいゃ、はぐらかされてんのはお前だろ? な~んて、突っ込まずにいられなぃ。
まぁ、こんな少女マンガのような世界観もたまにはヨロシイのですが...う~ん。
上の句は文学的表現に頼り、下の句は稚拙な詩的表現による押し付け。
詠み口においては真逆で、上の句の退屈さと、下の句の軽やかで爽やかな調べ。
このジレンマの如きちぐはぐさが、将に、強がりともはぐらかしともとれるこの歌の、
つまり作者のこころの内そのものなのかもしれません。
計算ずくならば、たいしたもんですゎ。拍手。
・・・が、やはりキャチ的には...ナシなんぢゃょなぁ...(-o-)ホゲ
・・・イト、イワケナシ。
(ノコリ22。「不純」な少女マンガって、純粋な心を無くした女にとってはきっつーw)
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http://www.karadakara.com/note/some/record/day/20070708_iqg3.html
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