芽多忙鰻太郎さん
最新の記録ノート
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07年12月26日(水)
日進月歩に置いて行かれるもの |
< 片目の福達磨
| お屠蘇 >
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【朝ごはん】10:30「高崎市役所」サンドイッチ、ジャワティー
確認訂正
【昼ごはん】なし、珈琲2杯
午後:前橋市役所、検査済み受領
【間食】なし
税理士打ち合わせ
【晩ごはん】せんべい1袋、珈琲2杯
【夜食】22:00スーパー銭湯~
23:30「とんとら」とんこつラーメン、生中、焼き餃子
【今日の感想】
ズルズルズルズル引き延ばして描かなかった図面が、いよいよ先方が待ち切れず、26日中に提出と期限を切ってきたのが、昨日のこと。
しかし、社長兼、事務員兼、経理兼、雑用係兼、苦情処理係兼の超零細おんぼろ会社の社長は、昼間は自分の仕事はできず、今日も図面に一切、手も触れることなく、日が暮れようとしている。
バブル期、恩恵はあまりなかったけど、それでも一時、事務員が4人居たことがあったのが思い出される。なんで雇えたんだろう、今思うと不思議だ。
夕方、依頼先から催促の電話が来た、「未だかね?」の問い合わせに「いや未だですけど、今日中には出します、今日は夜中の12時まで有りますから」と、下手な言い訳をして、電話を切る。
結局、翌日の朝3時まで掛って図面を書き、メールで送って、就寝。
つい最近までは、図面をCADで描き、紙に出図して、宅急便で送って、やっと業務が完了ということだったが、現在は、メールで、送れば完了である。
随分、楽ちんになったものだ。
ひと昔前は、CADソフト自体が百万円単位の値段だったが、今は無料のソフトを、使用している。無駄な金を費やしてきたものだ。
当時、NTTの子会社で販売していた、電話回線を利用してパソコン間で、ファイルのやり取りができるという、(今では、当たり前の話だが)画期的な機械が発売されて、普段から図面のやり取りに、自分で運んだり、高い宅配便を頼まなければ成らず、不便に思っていたので、直ぐに導入した。
新しいもの好きの性分は、困りものだ。
しかし結果はどうにも役立たずだった。
機械を取り付けた2台のパソコン間でしかファイルが送れないし、送る操作も専門的な知識が必要で、我々にはチンプンカンプンで、分らないし。
そもそも一番送りたい取引先には、ばか高いその機械を導入して下さいとも言えず。まさに宝の持ち腐れだった。
NTTも試作段階の機械を、売ろうとするなよな、まったく!。
そんなこんなで十年たったら、当時が嘘のような世界になってしまった。恐ろしいほどの速さで進歩しているんだなぁ!!世の中ぁ
そのうち付いて行けなくなるのかなぁ。
いや、もう既に付いて行けてないし、、、
我々の業界も、これだけ進歩して便利な世の中になっているのに、昔ドラフターに向かい右手を鉛筆の粉で真っ黒にしながら、手で書いていた時代が、懐かしくて、どーしてもドラフターが、捨てられない。
同業者にも同じ思いの人が多い。
使いもしないのに狭い事務所にドーンと置いてある。
これはもう只懐かしいでは済まされない、図面書き屋のステータスシンボルと、言えよう。
邪魔にされながらも、今日も私のパソコン作業を見守るドラフター。CADに取って代わられ、さぞや悔しい思いをしたことだろうに。
安心してくれ私はお前を捨てはしない!!。
多分、廃業するまで。
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