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12年11月12日(月)
江戸のぶっちぎりハイセンス |
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< もやもやが残る
| 調子に乗ってるのか... >
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今日は北斎展に行ってきた。 かの有名な「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」から、読本の挿絵までジャンルに富んだ北斎の絵がありとても充実していた。
北斎の絵の中では、女性のいる風景画が好き。 あくまで風景の一部として女性が入り込んでいる絵がいい。 美人画となると、やはり歌麿にはかなわない。 歌麿の「青楼十二刻」シリーズは、全シリーズ集めて部屋に飾りたいほど美しい。
北斎の情景描写においては、安藤広重にも勝っていると思う。 不思議な位の臨場感と、躍動感。 シンプルな線の組み合わせと少ない数の色合いの濃淡で、なぜこんなにも絵が生き生きとするのか。 北斎の絵を観た感覚は、絵と言うよりも写真をみた感覚に近い。 小さい額縁の窓から江戸時代をそのまま覗いてるみたいに感じる。 それ程、浮世絵自体に生命力がある。
浮世絵師はだいたいそうだけど、北斎は特に美的センスが抜群の絵師だったと思う。 それと北斎の絵はいつもウィットに富んでいて、洒落ている。 描かれている人はどことなく、楽しそうで、明るい。
絵の構図、デフォルメの仕方も本当に素晴らしく、何度も「おしゃれ!」と感嘆した。 北斎は、「おしゃれ」って言葉がよく似合う絵師だと思う。
江戸吉原の遊郭を描いた浮世絵は、遊女一人ひとりが丁寧に描かれ、遊郭のごったごった感が出ていてよかった。 それと小野小町の伝説を描いた7シリーズも、女性の構図が見事で、そのままポスターにして飾りたい位見事だった。 西洋画の手法を取り入れて銅板画のような風合いにした作品も、一味違って印象深かった。
江戸人のセンスは、ほんと、ぶっちぎり世界一。 あの美的センス、日本人はどこに落としてきたんだろ?
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