お肌のケア方法について【さぶちん。さんの健康管理カラダカラノート】

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09年04月22日(水)

お肌のケア方法について

< お肌のケアについて  | 神門 >
お肌は外的なストレスから保護するためのバリア機能を持っています。
この機能はふたつあって、一つは身体から水分を逃がさないため、ふたつ目が皮膚を通して様々な物質などを体内に入れないためのもので、角質層と皮脂膜がこの役目を果たしています。
肌ダメージとは主にこのバリア機能を壊してしまうことです。
角質層は0.02ミリ程度の非常に薄い角質層などからできていますので、少し強い目にタオルなどでこするだけで簡単に壊れてしまいます。
また角質層は皮脂膜でカバーされているため、簡単に肌の水分が蒸発しないようにできていますが、皮脂膜がなくなると肌は乾燥しやすくなります。

ダメージ肌になると乾燥するだけではありませんよ。
私は脂性と思っている方は、実は極度の乾燥肌の方が多いのです。
乾燥を防ぐために皮脂を分泌し、皮脂膜を形成しようとする防御機能の結果です。
かゆみが出たり、赤くなったりする皮膚炎は、ダメージ部分から角質層内に侵入してきた異物に対しての防御しようとしているからです。
アトピー性皮膚炎もバリア機能の低下によるためです。

皮膚が乾燥すると言うことは、身体にとっては危機的症状であることを理解して、まずこの繊細なお肌の仕組みを知り、正しい取り扱い方の意識を持つことが重要です。

その理由として
1.きれい好きの方は、ファンデーションなどのお化粧を、自分が納得できるまで何度もゴシゴシこすって落とさないと気持ちが悪い
2.夜遅くなってしまったので、お化粧を落とさないでそのまま寝る
主にこの二つの傾向の方にダメージ肌が多いからです。
いずれの方も無知、認識不足が原因で、お肌のことを正しく理解することでしか意識改革はできません。

メイクアップ化粧品を使わない方にはダメージ肌が極めて少ないことは、多くの方がご存じで、ダメージ肌の原因の一つがメイクアップであることは間違いありません。
メイクアップ化粧品は「色もの」と言われ、ファンデーション、口紅、マスカラ、アイラインなど、その名の通り様々な発色材料を肌に直接付けるための化粧品です。
これらの化粧品の多くは、発色材料を肌に付けるためパラフィンやシリコンなどを使用しています。
こういった材料を使用する理由は、これらの材料が肌には吸収されない性質を持っているからです。

一方オリーブオイル、スクワランなどのオイルは、皮脂成分と性質が似ていて皮膚に浸透するため、保湿成分として化粧品には多く使われている成分です。
クレンジングオイルはこの性質の違いを利用したもので、ファンデーションの下の皮膚に浸透するため、ファンデーションが皮膚から浮き上げて離すことで、簡単に拭き取るだけで落とせるようにしたものです。

パラフィンやシリコンなどは石鹸などの界面活性剤では落ちません。
ですからファンデーションを石鹸で落とすことは、皮膚からこすり落とす作業をしているのと同じだと理解して下さい。
最近はこういう方は少なくなりましたけど・・・、まだやっている人はすぐにやめましょう。

ここで洗顔ですが、あなたは洗顔を何のためにしていますか?
クレンジングで落ちなかった、化粧による汚れを落とすため?
クレンジングオイルやクリームを落とすため?
皮脂や老廃物などの汚れを落とすため?
ヌルヌルしてるからそれを落とすため?

はっきりしていることは界面活性剤は、皮脂成分も落としてしまうことです。
界面活性剤が皮脂を落とすことについては、天然も合成も関係ありません。
界面活性効果が高いか弱いか、どのような洗顔方法をしているのか、1日何回洗顔しているのか、と言うことが問題なのです。

皮膚を痛めないような泡洗顔がお肌には一番で、それもメイク落としの時に一度洗いだけで十分です。また時間を掛けて洗うと、それだけ皮脂も落ちますから、できるだけ短時間で済ますようにしましょう。

メイクアップ化粧品は浮かせて落とす、クレンジングの後は短時間の泡洗顔だけ。
そして朝は水かぬるま湯で洗顔する。
あと、乾燥肌の方の多くはまぶたの周りと口の周りの乾燥が目立ちますが、これは口紅とマスカラなどを取るためにこすりすぎることが原因です。
これも浮かせて落とす、これを守って下さい。

現在様々なメイクアップ落とし専用の商品や、肌に優しい石鹸などの商品、さらには泡洗顔などのスキンケア方法の情報が沢山出ていますので、ここに書いた基本を理解してご自分で色々と試してみて下さい。

私がカウンセリングした方達の多くは、洗顔方法を変えただけで殆ど1週間で大きな変化を感じるようになっています。


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