ローズウォーターさん
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08年07月16日(水)
お芝居、写真、映画 |
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| みそ再評価 >
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ようやく夏休み。
■ペンギンプルペイルパイルズ#13 「審査員は来なかった」@世田谷パブリックシアター
独立した小国を舞台に、 宗教と政治、スポーツと戦争、農業と産業の問題をコミカルに描き出した作品。
細かいピースを複雑に組み合わせて精密絵を描いたと思ったら、 それがいつのまにかズレてゆく。 そのすきまに、にんげんの狂おしさが垣間みえる。
……というのが倉持さんの持ち味なのだが、 今回はそれが3分割された回転式舞台に、 ほとんどメカニカルなほど象徴されていたと思う。 嫌いな人はその精妙さについていけないから苦手なんだろうけど(気持ちはすごく分かる) 自分の劇団でやっているせいか、今回ばかりはなんかゆるくって、その分ほほえましかった。
こういってしまうと、身もふたもないけれど、 PPPの凄いところは、やっぱり味のある二枚目と三枚目、看板女優がいるというところ。それに尽きる気がする。 あ、客演に片桐仁。ギリジンはどこに行ってもギリジン。
◇ヴィジョンズ・オブ・アメリカ / 世界報道写真展 @東京都写真美術館
写真美術館ひさしぶりに行ったけれど階ごとにお金払うのね。 見たくない展示を見なくていいのはありがたいけど ひとつにつき500円て! あーた。
「ヴィジョンズ」は、ダゲレオタイプが使われていた19世紀半ばから 20世紀前半くらいまでの写真をすごーく大雑把にまとめたもの。 カメラまで展示しちゃって ティンタイプとか鶏卵紙といったメディアを強調してるわりに ……というか、だからこそ(?)展示されている写真はぜんぜんつまらない。 南北戦争の写真も、オリジナルは置いてなくて、写真集の映像を流すだけ。 スティーグリッツも数点あるだけ。 あとは作家主体で数点ずつ、という雑な選び方。
いちばんイヤだったのは解説パネルの文体。 まず、英語の解釈が間違っている。そのくせ、えらそうなかいせつ。 「ここにモダニズムの萌芽が見てとれよう」とかなんとか。 あたし、この「〜よう」っていう語尾が踏んづけてやりたいくらいキライ。 まったくもってしてふゆかい! 500円返して欲しい。
「世界報道写真展」の方は、別に悪くはないんだけど、 それがどこで撮られた写真なのか、なにを表しているのか、 説明がないと写真を見ただけじゃ分からなくて、そこがなんとも歯がゆかった。 ミャンマーで殺された長井さんの追悼コーナー有り。
☆いま ここにある風景(映画Edward Byrtynsky: Manufactured Landscapes 2006)@写真美術館ホール
この映画は宣伝の仕方がとーっても不誠実なのだけれど 元々はエドワード・バーティンスキーっていう写真家の仕事を追いかけたドキュメンタリー なのであって、 「『世界の工場』たる中国の産業汚染を訴える、政治的作品」では決してない。
バーティンスキーの作品は面白い。 超巨大工場の度肝を抜く大きさ、それひとつとっても観るに値するとおもう。
だけど、宣伝のしかたは間違ってる。たとえそうしなければ売れないとしても。
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