こんなはずじゃないさん
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13年09月04日(水)
イケメンとハーレー。 |
< 遅すぎ。
| 女の園。 >
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でドライブに行ってきました。
イケメンとは、うちの庭師さん。 もうこの家に引っ越してきて以来ずっと知ってますが、 いつ見てもイケメンです。 50は過ぎてると思うけど、体も超マッチョでかっこいい。 その彼が、今日は天気がいいからバイクで海辺をドライブするけど一緒に来る?とメールをくれたので、 二つ返事で行くことに。
バババババババババ~。 ハーレ独特のあの音を立てて迎えに来てくれて、ヘルメットを被せてくれて準備OK! バババババババ~。 うちからすぐ先の海へ続く通りを、ベットルームの数が10はくだらないだろう豪邸たちを尻目に走り、 そこからブルース・スプリングスティーンの家の横を通り、 この辺りで最もお金持ちの住むナバシンク・リバーロードへ向かう。 ハーレーは軽快な音を立てて走り続けるけど、 後部席に乗ってる私は、なれない姿勢と風に悪戦苦闘。 まず、バイクって、初めて出かける人であろうが何であろうが、 恥も外聞もなく抱きつかないと、アクセル回すたびに体が後ろに思いっきり振り倒されるのね~。 初めは緊張してTシャツの裾掴んでたけど、 そんなことしてたら家のドライブウェイを出ないうちにさっさとバイクから脱落してしまうところだわ。 次に、ハーレーの後部席は運転席よりちょっと高くなってるけど、 それでも尚、しっかり背筋を伸ばして顎も引いてクビをしっかりさせてないと、 アクセルやブレーキが掛かるたびにヘルメットがドライバーのヘルメットにゴンゴン当たる! だから乗ってる間中、必死で背筋ピーン、首もガシっ! そして腕をイケメン君のお腹の前でしっかり組んでだきついて…。ってこれが、意外に疲れる。 おまけに、わ~♫なんて口開けて喜んだものなら、 風で口の中の唾液が口の縁を伝って頬を横へぴぃ~って伝ってくる。 ドライバーからは見えてないからいいようなもんの、どんなカッコ悪いねん。
ヤンキースのジターや、BON JOVI、TVキャスターのヘラルドなどの超豪邸が立ち並ぶ、 緑あふれる小高い丘のワインディングロードを走りぬけ、 セレブだわ~。と思いにふけった瞬間、 ぼん!と目に浮かんだ絵づらが、 ブリジット・ジョーンズの日記でヒュー様扮するダニエルとブリジットが オープンカーでロンドン郊外のドライブに行ってシャトーに着いた時、 風で見るも無残なことになったブリジットのあの姿である。 イケメン、小太りの女と無残なヘアー。セレブ気分が一気に吹き飛んだ。
そして、そんな意味もわからん妄想にイケメンは気づくことなくロマンチコなドライブは続き、 丘から海とマンハッタンの高層ビル群を眺め、海の見えるバーで一杯。 そこへなんと!今度は「え?え?ちょっと、ジョニー・デップ??? にしては若すぎるよね?」くらいの、デップ様そっくりの極上イケメンの遭遇。 残念なことに?既にイケメンと一緒の私は電話番号を聞くこともできず、 素敵な夜が更けていきましたとさ。
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