肌年齢の解説コラム

お肌、元気ですか？張りと潤いは足りていますか？肌の健康はなにも女性だけのことではありません。男性も年々深刻な問題になりつつあるんですよ。テカテカぶつぶつガサガサのお肌じゃ、彼女にも嫌われてしまうかも…。
もちろん、女性にとってもお肌はとても大切なもの。化粧ノリが悪いと１日ブルーになりますよね…。それだけでなく、お肌は体の不調が表れるシグナルだとも言われています。肌の健康を守りながら、カラダ全体の健康を守る。そういったバロメーターとしても肌は大切な役割を果たしています。
あなたのお肌は実年齢よりも若いか？老けているのか？さぁ、どっちだ。

肌の老化と年齢の増加は、比例するものではありません！
肌を老化させる主な原因は、紫外線、乾燥、加齢、食生活、ライフスタイルの５つと言われています。
加齢はしかたがないとしても、後の４つは、努力次第でどうにかなるものです。

では、どのような対策をすれば、肌の老化を防ぐことができるのでしょうか？

紫外線
どれだけ紫外線を浴びるかで肌の老化の程度が決まると言われるほど、紫外線は肌にとってはよくないものです。
紫外線を浴びると、肌を保護するためにメラニンが生成されます。繰り返し紫外線を浴びることで、メラニンの合成が促進され、色素が沈着します。これがシミの原因になったり、肌が弾力性を失ってシワやたるみができてきます。
しかも、紫外線は夏や海辺だけでなく、一年中降り注いでいるものです。

紫外線対策の基本は、当たり前のことですが、できるだけ紫外線を浴びないことです。
帽子をかぶったり、日焼け止めを塗ったり、長袖の服を着たり、日傘をさしたりすることで、かなりの紫外線をカットすることができます。
また、着用するのに、紫外線をいちばんカットしてくれる色は黒です。
涼しげな白の方が、紫外線をカットしそうなイメージがあるかもしませんが、黒は白の約１０倍も紫外線を防ぐ効果があるのです。
ただ、黒は熱を吸収しやすいため、風通しのよい素材のものを選んだ方がよさそうです。紫外線を防いで、肌を保護してあげるようにしましょう。

また「若い頃に紫外線をたくさん浴びてしまったから、もう遅い…」と思ってあきらめている方も、今からでも少し努力してみましょう！
少し前の美白ブームの影響か、各化粧品メーカーが美白化粧品を発売しています。
商品によって、シミが消えるまでの期間や効果は異なりますが、継続的に使用することが重要です。瞬時に変化は見られないでしょうが、正しく気長にお手入れすることで少しずつ変化はでてくるはずです。

・乾燥
肌によい湿度は６０〜６５％ですが、エアコンがきいた部屋はだいたい５０％以下になっています。その影響で、肌から水分が奪われたり、保湿調整ができなくなって、うるおいが保てなくなります。
お肌の乾燥は、シワやくすみの原因になる怖いものです！単にカサカサしてるなぁ〜では済まされない重大問題なんです。

乾燥を回避するには、エアコンの風を直接浴びず、部屋の湿度を上げたり、水分を多めにとることが必要です。
肌が乾燥してきたことを感じるのであれば、保湿ケアはこまめにするようにしましょう。洗顔後も水分をたっぷり補給してあげるようにするのが重要です。

・食生活
朝食は抜いて、昼はファーストフード、夜はお酒を飲んだり、どか食いしたり…。
こんな食生活は、肌にとっては最悪です。特に、夜に高脂肪、高カロリーの食事をすると、エネルギーを消費しきれず、生活習慣病にもなりかねません。
朝と昼はしっかり食べ、夜は脂肪分は控えめにするようにしましょう。

・ライフスタイル
肌の老化はライフスタイルにも大きな影響を受けます。

特に禁物なのは、タバコです。
タバコを吸うことで、タバコに含まれるニコチンが、体内のビタミンＣを吸収する前に破壊してしまいます。タバコを吸う人は通常よりも1.5倍はビタミンＣを多く摂取しなければなりません。
また、ニコチンは血液の循環を悪くし、皮膚などの代謝を妨げるため、メラニンが体内に依存し、シミやシワの原因となるのです。

肌の細胞は、睡眠中に活発にはたらくのですが、肌の成長ホルモンの分泌がもっとも盛んな時間は、夜１０時〜深夜２時といわれています。
睡眠をしっかりとっていると言っても、この時間帯に起きていると、肌にはあまり効果がありません。

美しい肌を保つためには、タンパク質、ビタミンは不可欠です。
下記に代表的な食べ物を挙げておくので参考にしてください。

タンパク質 ・・・ 魚・卵・大豆・乳製品など
ビタミンA ・・・ 緑黄色野菜・レバーなど
ビタミンB群 ・・・ 肉・魚・納豆・レバーなど
ビタミンC ・・・ 野菜・果物・イモ類など
ビタミンE ・・・ アスパラガス・玄米・キウイなど
コラーゲン ・・・ 鶏肉の皮・手羽先・フカヒレなど