寿命診断チェックの解説コラム

トップページ > 健康診断 > 寿命診断チェック > 寿命診断チェック > 寿命診断チェックのコラム

「寿命診断チェック」解説コラム

 

◆はじめに

日本人の平均寿命は男性でおよそ79歳、女性でおよそ86歳です。これは世界で見てもトップクラス、特に女性の平均寿命は約20年間に渡って世界1位です。 日本が長寿国であるゆえんは、淡白で健康的な日本食にあると言われています。しかし最近の食の欧米化によって、日本食がもたらす健康効果も年々下がってきています。また、百害あって一利なしとされるタバコにおいては、欧米諸国に比べ、かなり高い喫煙率になっています。 今は世界の長寿国でも、これがいつまでも続くとは限りません。特に健康を見直し、国を挙げて国民の健康的な生活を支援しようとする動きが活発な欧米諸国に比べて、日本はまだまだ健康維持に対する意識が低いのも事実です。 できるだけ長生きするためには、とても基本的なことばかりですが、やはり毎日の生活習慣を見直していくしかありません。今の悪い生活習慣をあらため、楽しく健康的な生活に切り替えていけるように工夫しましょう。

◆当たり前の「7つの健康習慣」

 生活習慣病をはじめとする三大疾患は、実に死亡要因の6割〜8割を占めるとも言われています。ガン、糖尿病、脳梗塞、心疾患などは、日頃の生活習慣と大きな関わりを持ち、悪い生活習慣を断ち切らない限り、これらの大病を予防する方法はありません。
 そんな予防法としてカリフォルニア大学のブレスロー博士によって提唱された最も有名なものが「7つの健康習慣」です。

 1. 1日7〜8時間の睡眠をとる
 2. 朝食をきちんと食べる
 3. 過剰な間食をしない
 4. 適正な体重を維持する
 5. 毎日適度な運動をする
 6. たばこを吸わない
 7. 過度の飲酒はしない

 これらは「健康」を考えたら、誰にでも当たり前の常識として理解していることばかりですよね。睡眠はちゃんと取ろう。運動はちゃんとして、太りすぎないようにしよう。そしてタバコや飲酒は控えよう。
 こんな当たり前のことをきちんと守ることがとても大切です。これらの7項目をほぼきちんと守れている人と、2〜3項目しか該当しない人とでは、結果として20年近い寿命の差があるという研究発表もあります。

 当たり前のことをきちんとする。まずはそれがとても大切です。

◆楽しい人生は寿命を延ばす

 何と言っても大切にしたいのが「人生を楽しむ」ということ。
 生き甲斐や目標もなく、ただ生きていくのはなかなか苦しいものです。毎日に張り合いがなく、ただ時間が過ぎていくだけでは、カラダもココロも活力が生まれることもなく、結果的に寿命を縮めていってしまう原因になります。

 特にストレスは、心の問題だけでなく、それがカラダのあちこちに悪影響を与え、大きな病気を発症させる引き金になるとも言われています。ストレスで殺されてしまう人もいるのです。ストレスはとても深刻な問題です。

 ストレスのない社会はないと言っても過言ではないでしょう。ストレスから逃げて生きていくことはできないのですから、ストレスとうまく付き合って、自分でコントロールできるようになることが大切です。
どうしてもストレスを溜めやすい性格の人はいますが、溜まっても吐き出せれば問題ないわけです。いつも前向きに、時には「まぁいっか」と笑って過ごす。そんな心のゆとりを持つことがストレスと上手く付き合って行くには必要です。

 そのためにも、やはり毎日を楽しく過ごす、ということが大切。特に笑う、というアクションには心にもカラダにも良い影響がたくさん含まれていることが最近の研究で明らかになってきました。
よく笑う人は長生きする。そんな研究結果が顕著に表れているのです。

 よく笑う。
 テレビでもペットでも相手は何でも良いのです。
 とにかく笑って過ごしましょう。無理にでも笑って笑って過ごしているうちに、それが自然と身に付き、いつの間にか常に笑顔で過ごせるようになりますよ。

◆酒は百薬の長・百害あって一利なし

 酒は百薬の長とよく言われますが、どの程度本当なのでしょう。

 お酒がカラダに良いのは事実ですが、当然その限度量があります。カラダによい影響を及ぼすお酒の適量は日本酒にして1日2合まで。ビールなら大瓶1本までです。
 適量であれば、実は一切お酒を飲まない人よりも、毎日少しずつお酒を飲んでいる人の方が、寿命が長くなるという研究データも発表されています。飲まないより飲んだ方がいいというのは驚きですよね。

 でも逆に適量を超えてお酒を飲む人は、お酒をまったく飲まない人よりも、ずっと寿命が短くなるという結果も出ています。適量なら長生きできるのに、飲み過ぎると早死にするということです。
 それなら適量に抑えておくのが一番お得だと思いませんか?ほどほどのお酒を愉しむことで、それが長寿につながるのですから。

 しかしタバコはそういうわけにはいきません。百害あって一利なしと言われるように、タバコには適量もなければ、健康によい効果をもたらすことも一切ありません。
 タバコは1本吸う毎に数時間ずつ寿命が短くなっていくと言われています。それが1日20本なら、それが1年、5年、10年と続いたら…1本吸うごとにどんどん寿命が短くなっていってしまうわけです。 

 またタバコで失われる栄養素も少なくなく、上記のように百薬の長のお酒を適量毎日飲んだとしても、タバコを吸うことで百薬の益は掻き消されてしまうのです。

 タバコもどんどん増税されて経済的にも家計を圧迫してきます。タバコなんて、初めからなかったものだと思えば、実はやめるのもそんなに難しくない話。徐々に減らして行って…というのも意味がなくはありませんが、どうせならスパッとやめるようにしましょう。それも明日から、この1本を吸ってから…ではなく、今すぐ思い立ったが吉日と、禁煙するようにしましょう。

◆太り過ぎも痩せ過ぎも禁物

 肥満が生活習慣病に陥るひとつの大きな要因であることは周知の事実でしょう。もちろん太りすぎは良くありません。太るということは、それだけ消費カロリーよりも摂取カロリーの方が多いということ。必要以上に脂肪分を摂りすぎ、逆にあるべき消費カロリーがきちんと消費されていないからこそ太ります。人間が太る理由はそれひとつしかありません。「消費カロリー<摂取カロリー」になるからです。

 肥満は見た目の脂肪だけでなく、内臓や血液内まで脂肪で埋め尽くして行ってしまいます。そのために内臓が本来の機能を果たさなくなったり、血管が脂肪でつまってしまって心筋梗塞や脳梗塞など、取り返しのつかない大きな病気に発展してしまうのです。

 しかし痩せていたら良いというわけではありません。痩せすぎは痩せすぎで、これもまた寿命を縮める要因のひとつになってしまうのです。

 人間の適正体重はBMI値で22です。
 BMI値とは、WHO(世界保健機構)が定めた「最も病気になりにくい身長・体重のバランス」をBody Mass Index(体格指数)として数値にしたものです。

 BMI値 = 体重kg÷(身長m×身長m)

 身長の単位がメートルなので注意してくださいね。例えば身長160cmで体重50kgの人は、50÷(1.6×1.6)で19.53となります。
 WHOはBMI値が高ければ高いほど、高脂血症や糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなるとしています。そしてBMI値22がもっとも病気にかかりにくい理想的な適正体重だと定めました。つまり22より下回ると、それはそれでまた大きな病気にかかりやすくなってしまうのです。

ちなみに
 18.5未満   痩せ
 18.5〜25未満 正常
 25〜30未満  肥満1
 30〜35未満  肥満2
 35〜40未満  肥満3
 40以上    肥満4  とさだめられています。

 毎日しっかりバランス良く栄養を摂り、カラダを動かして代謝を上げること。 太り過ぎもいけませんが、痩せすぎにもならないように。特に年齢とともに痩せていく人は注意。食事からしっかり栄養を摂ることができなければ、長生きできる強いカラダ作りはできませんよ。
この診断チェックにもトライ! - 関連診断-
▼ 診断をする
メンタル診断チェック
ボディ診断チェック
ダイエット診断
ビューティー診断
メディカル診断
copyright all right reserved intelligence technology inc,
掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。