内臓脂肪度の解説コラム

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「内臓脂肪度」解説コラム

 

内臓脂肪とは?

体脂肪には、貯蔵脂肪と血中脂肪があり、このうちの貯蔵脂肪の1種が内臓脂肪と言われるもので、肺や肝臓、腸などのある体腔内に蓄えられています。内臓脂肪は普通の体脂肪計では測ることができず、見た目にもわかりにくいことから、隠れ肥満と言われる人は、この内臓脂肪が多くついていることが多いのです。

内臓脂肪型肥満の人は、上半身型肥満(リンゴ型肥満)と言われ、ヒップよりもウエストが大きい人が該当すると言われています。特に中年以降の男性は、この内臓脂肪がつきやすいようです。ウエストが男性だと85cm以上、女性だと90cm以上が内臓脂肪型肥満に該当すると言われています。また、ダイエット後のリバウンドでついた脂肪のほとんどは、この内臓脂肪だとも言われています。

女性につきやすい皮下脂肪は、エネルギー源としてある程度必要な脂肪なのですが、この内臓脂肪は余分なエネルギーで、生活習慣病などの様々な病気を引き起こす原因となるものなのです。

メタボリックシンドローム

内臓脂肪がたくさん付いている人を「内臓脂肪型肥満」といい、これに高血圧、高血糖、高脂血症のいずれか2つ以上が加われば、メタボリックシンドロームと呼ばれています。メタボリックシンドロームになると、やがて動脈硬化を引き起こし、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中などの生活習慣病の発症率が数十倍も高くなると言われています。
最近の研究では、日本人の中年男性では2人に1人が、女性でも2割の人がメタボリックシンドロームだと言われています。

内臓脂肪が付く原因

何と言っても過食と運動不足が原因です。
特に甘いモノ、脂っこいモノを摂ると、脂肪分の過剰摂取となり、それが内臓脂肪として蓄えられてしまいます。また、運動不足も同様にカロリー消費が少ないために、内臓脂肪として溜まっていく原因になります。
いつもお腹いっぱい食事をしてしまうのもよくありません。やはり健康のためには腹八分目がベスト。早食いも控えた方がいいですね。
さらに夜にドカ食いをしてしまうのはタブーです。夜は脂肪を吸収しやすいカラダになっているため、20時以降、寝る4時間前以降は食べないようにしましょう。

内臓脂肪を撃退するには

何と言っても一番の方法は有酸素運動です。
1回20分以上しないと意味がない…などと言われますが、意味がないわけではありません。そんなに時間が取れないから、と放置するくらいなら、1回5〜10分でも取り組むべきです。それを1日に4〜5回、合計30分〜1時間くらいになればベストですね。
水泳やエアロビクスなどに取り組めればいいのですが、なかなかそれもハードルが高いでしょうから、まずは歩くことから始めればいいのです。通勤通学の道をいつもよりちょっと早足で歩く、1駅多く歩く、必ず階段を利用するなど、毎日の生活の中で、ちょっと意識するだけで運動する習慣は付けられるはずです。車を使わないようにする、というのもいいでしょう。

また食事面では、大豆や酢類、魚介類などを積極的に摂るようにしましょう。どれも内臓脂肪に効果的に働きかけ、燃焼させてくれる働きがあります。大豆製品や酢の物など、1日のうち、どこかに1品取り入れるようにしましょう。また、いつもの肉類を魚に変えるだけでも違ってきます。また緑茶に含まれるカテキンも、内臓脂肪の減少には効果があると言われています。

もう1点大切なことが、肝機能を正常に保っておくことです。肝臓が病んでいると、内臓脂肪の代謝がうまく働きません。日頃からお酒をよく飲む人は要注意です。内臓脂肪の撃退よりも前に、肝機能の向上に取り組むようにしましょう。
肝臓機能に不安がある人は肝臓健康度チェックもしてみてくださいね。
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