疲れ目度の解説コラム

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「疲れ目度」解説コラム

 

“疲れ目”ってなに?

目は非常に優秀な器官で、実は「目が疲労を感じる」ことはないと言われています。しかし確かに目が疲れることがある。これはどういう状態なのでしょうか? 目は物を見るとき、毛様体筋という筋肉が伸縮して水晶体(レンズ)の厚みを変え、近くのものも遠くのものも見えるように調節しています。腕や脚の筋肉と同じように、この毛様体筋も使いすぎると緊張状態が続き、疲労物質が蓄積され、それが神経や血管を圧迫してしまいます。 こうした状態が“疲れ目”と言われているのです。つまり疲れ目は、目そのものが疲労しているのではなく、毛様体筋をはじめとする目の周囲にある筋肉や神経が長時間に渡る緊張状態のために疲労してしまう状態と言えます。

長時間のOA作業にご用心!

最近では、仕事でも学校でも、そしてプライベートでも、パソコンを使用する機会がグッと増えてきました。それはこれからもきっと変わらず増えてくるでしょう。 そうしたOA作業は、ずっと同じ距離で小さな文字等を見続けるため、目にとって大きな負担をかけてしまうことになります。 どうしても長時間目を酷使してしまう人は、40~50分に10分は目を休めてあげるように心がけましょう。例えば遠くのものを見るとか、目を閉じたり開いたり動かしてみるとか、目のマッサージやツボ押しをするなど、目の周りの筋肉や神経を緊張状態からほぐしてあげるように、目をいたわってあげましょう。

モニターやテレビの位置をチェック!

パソコンのモニターやテレビの位置は視線から見て、どの位置にありますか? 視線よりも上向きにある人は要注意。上目遣いに見ることで、まばたきの回数が減り、涙の分泌量も減るために目が乾燥しやすくなってしまうのです。視線より少し下が目の負担が少なくベストです。 また通常のテレビなら約2mくらい、モニターなら50cm前後くらいの距離に置くようにしましょう。近すぎても遠すぎても、目に余計な負担をかけてしまいます。 毎日のように見るモニターやテレビだからこそ、その位置をチェックして、できるだけ目に負担がかからないようにしましょう。

昼と夜では目の働きが違う

明るい昼間と暗くなる夜間では、根本的に目の働きが違うと言われています。人間の目は、暗いところでものを見るのは得意ではないのですね。つまり、夜間や暗いところで何かを見るのは、目にとても大きな負担がかかるということです。 特に日中、仕事や勉強で目を酷使している人が、夜もパソコンやテレビ、読書でさらに目を使うと、目の疲労は解消されるどころか、どんどん蓄積されていく一方です。昼間にどうしても目を使うことが多い人は、夜はできるだけ目に緊張を与えない生活を心がけましょう。 また暗いところで目を使うのもタブー。電気を消してテレビを見るとか、枕元の電球だけで読書をするなど、暗いところで目をこらしながら何かを見る…という行動は避けましょう。

ストレスと目の意外な関係

実はストレスというのは、目に大きな影響を与えます。 というのも、過度のストレスがかかることで、自律神経のバランスが乱れ、涙の分泌量が極端に減ったり、血行を阻害したりして、結果的に疲れ目を引き起こすことがあるのです。逆に言えば、目を酷使していなくても、ストレスや自律神経失調症などが原因で、慢性的な疲れ目を引き起こすケースもあります。 特に目を酷使していないのに、または目をしっかり休ませているのに、それでも疲れ目が解消されない人は、ストレスや自律神経が原因かも知れません。心当たりのある人は、一度、病院で診てもらう方が良いでしょう。

まだまだある、疲れ目になる原因

もちろん、加齢に伴う老眼が原因になることもあります。40代くらい、早い人は30代からでも少しずつ始まると言われている老眼は、近くのものが見えづらくなることで、頭痛や肩凝りを引き起こすことがあります。

また意外と知られていないのが紫外線です。紫外線は目にとっても良くないもので、長期間にわたって紫外線を浴び続けることで、白内障の原因になるとも言われています。目もお肌と同じように、サングラスや帽子、日傘などで紫外線から守ってあげるようにしましょう。

また、すでにメガネやコンタクトレンズをしている人で、度がイマイチ合っていない人も要注意!度の合わないメガネ等をしていると、目は常にピントを合わせようと筋肉が緊張し続けている状態になります。結局それがかえって目の負担を高めてしまうわけです。 メガネやコンタクトレンズをしていても、あまりよく見えない、ぼやけるという人は、そのまま使い続けず、一度眼科にいって視力検査等の検診をしてもらうようにしましょう。

そして大切なことが、栄養です。当然、目の健康も食生活に大きく影響しています。特に目の働きを正常にしてくれる“ビタミンA”や、目の筋肉疲労を癒してくれる“ビタミンB1”、目の機能を活発化する“ビタミンB2”、毛細血管を強くして目の充血を解消してくれる“ビタミンC”などが重要となってきます。 食品で言えば、レバーやうなぎ、ほうれん草や小松菜、豆類、魚介類など、カラダに良い栄養素をたっぷり含んだものを意識的に摂るように心がけてください。
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