体力年齢チェックの解説コラム

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「体力年齢チェック」解説コラム

 

「体力」とは

身体的要素としての体力には、大きく分けて2種類あります。1つは、体温調整や病気への免疫力、ストレスなどへの抵抗力などを指す「防衛体力」と言われるもの。もう1つが、今回チェックした「行動体力」と言われるもので、跳んだり走ったりという、いわゆる運動の基礎となる力です。

行動体力には、以下のような要素があります。
これらは、どれか1つだけ秀でていてもあまり意味がなく、どれもバランスよく備わっていなければ、日常生活に支障をきたしてしまいます。日頃から体力を養うことを意識し、ストレッチやウォーキング、筋力トレーニングなどを少しでも取り入れるようにしましょう。

持久力

いわゆるスタミナです。
持久力を高めるには、有酸素運動が効果的です。そもそも持久力は1分間に体重1kgあたり、何mlの酸素を体内に取り入れられるかを数値化したもの(VO2max)で表します。
有酸素運動をすることで、酸素摂取量を増大させ、心臓や血管、肺の働きを強化します。糖尿病の改善にも有効だとされています。
具体的にはウォーキング、ジョギング、水泳、エアロビクスなどがオススメです。持久力は特に年齢とともに低下しやすいため、中高年層は持久力低下を予防することが重要です。心臓や肺の機能とも密接に関係しているので、日頃から持久力を高めることは健康そのものを維持することに大いに役立ちます。

瞬発力・筋力・筋持久力

瞬発力は何かを投げたり、跳んだりするときに使う力で、筋繊維の太さに関係した力です。筋力は何かを持ち上げたり、掴んだり、握ったり、押したりする時に使う力です。筋持久力は、何かを持ち続ける、握り続ける、繰り返し持ち上げるなど、筋肉への負荷を連続してかけ続ける時に使う力です。
これらの力を高めるには、バーベル運動などの筋肉に一時的に大きな負荷をかける運動や、短距離走など、瞬間的に大きな力を必要とする運動が効果的です。こうした運動は自然な呼吸を続ける持久力(有酸素運動)とは違い、瞬間的でも呼吸を止めて行うという点で大きく違います。

柔軟性

柔軟性とは、カラダの曲げ伸ばしに使う力で、関節が関与しています。関節を取り巻いている組織の弾力性や、筋肉の伸びやすさなどが関係してきます。
柔軟性が低下すると、突発的なカラダの動きに筋肉や関節が対応できず、筋肉やスジを損傷してしまうようなケガを負ってしまいます。
日頃からストレッチなどで筋肉やスジを伸ばし、柔軟性を高めることが、日常の事故防止、ケガの予防にとても重要です。前屈でせめて指先が床に着くくらいの柔軟性は養っておきたいものです。

平衡性(へいこうせい)・敏捷性(びんしょうせい)

平衡性とは、いわゆるバランス感覚です。平衡感覚に基づいてカラダを調整する力のことです。片足立ちができないのは平衡性が低下しているためです。敏捷性とは、自分の思ったようにカラダを動かせる力を指します。カラダを動かそうと思った時に、いかに迅速にその動きができるか(全身反応時間)を測定します。
どちらも神経が関与する体力で、普通の日常生活を送る上で欠かせない体力です。
平衡性を高めるには、片足立ちで屈伸をしたり、平均台のような細いところを歩くなど、カラダがバランスを取ろうとする動きを意識的に取り入れるといいでしょう。
敏捷性を高めるには、反復横跳びや例えば横断歩道のしましまの白線を右足は白線の上、左足は白線を踏まないなど、ルールを決めて歩くなど、「思ったようにカラダを動かす」という頭と行動の一致を繰り返し取り入れることが大切です。
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