|
|
09年01月02日(金)
初詣サイクリング |
|
< あけましておめでと...
| お父さん、こわい >
|
氷川台というところに住んでいる。 近所に氷川神社がある。
氷川神社というのは少なくとも関東に30個以上あるらしい。 「氷川町」という地名もたくさんあるけど「氷川台」という地名はほかに無さそう。 「氷川町」にしようと思ったけど隣の板橋に氷川町があったから「氷川台」にしたそうだ。
氷川神社はスサノオの命(みこと)を祀っている神社だ。
スサノオは、神様の大元であるイザナギとイザナミの子供だ。天照大神と月夜見尊の兄弟だ。 首が八つに分かれた大蛇、ヤマタノオロチを退治した、戦いの神様である。経緯については士郎正宗の「仙術超攻殻ORION」に詳しい。
スサノオがヤマタノオロチを退治するときに報酬として嫁さんをゲットした。それがクシナタ姫だ。 クシナタ姫とスサノオの子供が因幡の白兎で有名な大国主(おおくにぬし)の命である。 大国主は大地の神様だ。ギリシャ神話的にいうと大国主がガイアで天照大神がゼウスだ。 スサノオはヒンズー教的に言うとインドラだから北斗神拳でいうとケンシロウだ。 そのようにエライ神様を祀っている神社が氷川神社なのである。
氷川神社の総本家は埼玉の大宮駅近くにある。 一説には紀元前の弥生時代に創建されとも言われる由緒正しい神社だ。
この総本山の氷川神社は男体神社とも言われていて、近くに氷川女体神社というところがある。こっちは嫁さんのクシナタ姫を祀った神社だ。 実はもうひとつ、子供の大国主を祀った中氷川神社というのがあったけど、こっちは中山神社という名前に改名されている。
私は初詣に、近所の氷川神社と大宮の氷川神社に行くことにしている。 氷川神社にかぎらずほかにもあちこち梯子するのが常だ。その都度、大吉が出るまでおみくじを引くのが年初の楽しみである。 今年は初めて女体神社の方にも行ってみた。
一番混んでいるのはやはり大宮の氷川神社。 ここには500メートルほどの参道があり、年始は両の沿道にビッシリ100以上の屋台が並ぶ。この参道が毎年参拝客で埋め尽くされる。 並ぶのがめんどくさければショートカットして脇道から境内ちかくまで行ってしまえるらしい。だけど、神社に参拝するのにズルすると神様に上から見られてる気がする。屋台を眺めながらのんびり進むのもまた、正月の風情だ。
参道を埋め尽くす何万人だか何十万人という参拝客が、人ごみを我慢して何十分も行列に並んで、賽銭箱に銭を投げ込んでくれるのだから、神社というのもやめられない商売だろう。そのうえ税金がかからないときたもんだ。
沿道の屋台もさぞや大儲けだろう。 と思っていたら意外に暇そうだった。誰も買わない。 これだけ混むと、逆に買えないのである。 暇だからといって満員電車の中でポテチを食べる人はいないだろう。ましてソースまみれのお好み焼きなんて。 それに参道はほぼ一方通行になっていて、これから参拝に向かう人ばかりなのだ。産卵のために河を遡上する鮭の群れはめったに餌で釣れないのである。 境内に近づくにつれて渋滞の密度は濃くなり、進行速度は遅くなり、そうなるほど沿道の屋台は暇そうになる。 境内直近のタコヤキ屋台ではお婆ちゃんとお爺ちゃんが仲良く居眠りをしていた。
30分か1時間並んでようやくお参りを済ませた。おみくじは吉。 今年は本厄なので、厄払いと交通安全のお守りを買いました。 お参りが終わった参拝客は参道脇の道に排出される仕組みになっていて、ここらに並んでいる屋台は大人気。
一番人気は「広島風お好み焼き」。お好み焼もヤキソバも食べれるし、野菜が多くてヘルシーだからだと思う。 私も食べてみた。 マズかった(笑) 量は多い。クレープみたいに薄い小麦粉のベースで鮮度の良く無いキャベツがベショベショにしおれたものを挟んでる。主な具はこれ。ソースをドブドブかけてお茶を濁してある。肉は豚肉のかわりにハム(笑) なんじゃこりゃ?と思いながら食べているうちに、そういえば「広島風お好み焼」だったことを思い出して、探してみたけど、ソバは見あたらなかった(笑)
たこ焼きは、普通の大きさのものと、デカくて中に入ってるタコもデカいのと二種類ある。以前デカいのを食べたけど、すごくマズかった(笑)
美味しいたこ焼きならいくつか食べたことがあるけど、マズいたこ焼きというのはここでしか食べたことが無い。年末にムトウさんのうちで作ったたこ焼きの方が圧倒的に美味かった(味は)。「100倍美味かった」と書こうとしたけど、ここの屋台のたこ焼きの評価がマイナスなので敢えて言うなら-100倍ぐらい美味かった。 たこ焼きを不味く作るのは難しい。 どうマズかったかと言うと、フニャフニャなのだ。入れ物の中では形状を保持しているけど、爪楊枝で持ち上げられない。爪楊枝でズブズブに溶解した小麦粉の塊をちょっとずつ掬って食べるのである。 ブツがデカいからという理由もあろうけど、そもそも小麦粉の濃度が非常に薄いためではないかと考えられる。だからドロドロ粉もなんだか水っぽいのである。 ところでこれは以前食べたデカいたこ焼き。 今年は果敢に、普通の大きさのたこ焼きに挑戦してみた。 美味いと褒められるものではなかったけど、口角泡を飛ばして説明したくなるほど不味いシロモノでは無かった。お祭りの屋台ならまあこんなもんか。 CBOTの小麦相場は石油と一緒に秋から大暴落してるけど、ガソリンと違って日本の小麦は政府が一括で卸価格を決めててそれが高いまま改訂されてない。屋台の粉モンはたぶんまだまだショボいままだ。
ところであとから思ったんだけど、たぶん100ぐらい出店してる屋台で、独自の商品を並べてるところってほとんど無いです。なんでだろう? たとえば渋滞してる参道脇で、暇そうにしてる店。何かゴミが出ない食べ物で、一口でつまめるような暖かいものを、50円とか100円ぐらいで出せば売れると思うんだけど。組合とかで出す物決まってるんでしょうか。
独自商品をひとつだけ見た。川魚。泥鰌とかウグイとか鯉の、生きたやつがタタキのような水槽にぎっしり入ってる。おじさんが、まな板で血まみれの鯉を解体してた。何の店かわからない。看板が無い。何がいくらとか書いてない。買ってる人はいないし、商品を渡す袋みたいなのも無い。 お正月の参拝客でいっぱいの神社で、ミステリースポットみたいに浮いてる空間だった(笑)
自転車で30分ぐらい、女体神社へ。おみくじは吉。 元旦なのでここも並んでた。地域神社だから大宮ほどじゃないけど。 お神酒はタダでもらえました。タダ酒はお気持ちの分5割増で美味しいです。
帰ってきて、最後に地元の氷川神社にお参り。 おみくじは大吉。 今年は3回目。引きが良かったです。
初詣サイクリングの走行距離は60キロちょいでした。
|
|
|
| 【記録グラフ】 |
|
|
コメントを書く
|
| ページTOPへ戻る↑ |
|
|