次男(眉太)さん
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07年10月31日(水)
漫画。 |
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< あるアルバイトの手...
| 漫画2. >
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私、読書もするけれど漫画はもっと読みます。
週刊誌だけで、10冊近く読んでます。
読書は偉くて漫画は不真面目なんてのが世の考え方ですが。
そんなの興味ないない。
価値というものは個々人の中から生まれるものなのです。
ということで。
漫画を深く考察し、人生への糧になるか考察してみたいと思います。
題材は、一般的な認知度が高いドラえもんで考えることにします。
ドラえもんにおいて、特筆すべきはなにか?
それは、のび太とジャイアンの人間関係に他なりません。
考えてもみて下さい。
のび太がドラえもんに泣きつくパターンの80%以上がジャイアン絡みときています。
のび太の中ではジャイアンは人生に損失を与える存在でしかないはずです。
しかし、一方ではのび太はジャイアンとの友情関係を維持し続けています。
ここには非常に複雑なアルゴリズムが存在しているとしか考えられません。
例えば、考えてみましょう。
のび太がドラえもんに泣きついてきた時に、ドラえもんからジャイアンの存在を消すという画期的な提案、そしてそれを実現させることのできる道具が出されたとします。
のび太にとって天敵であるジャイアンがいなくなることでのび太の人生は豊かになるとともに、ドラえもんものび太からの相談件数が減ることは間違いないでしょうから双方にとってメリットのある提案になると思います。
もちろん、ジャイアンを殺したという罪や罪の意識が芽生えるため、使わないのが普通ですがここではその条件はなく、ジャイアンの存在が消えてもそれに伴う環境や心情の変化はないものとして考えます。
のび太は、YESと答えるでしょうか?
あなたならどう思いますか。
くだらないような話題に思えますが、ここには現在の人類に対する鋭い洞察が含まれています。
生物はもともと同種であろうとも他個体、特に同性に対しては攻撃的であり、かつ他個体よりも優秀であることを示そうという本能が働きます。
人類が獲得した理性は、こうした本能を抑え込むことができますが、それは本能に逆らうことにもなります。
要は、他個体よりも優秀でありたいという衝動を抑え込みながら、共同体の一員としての役割を演じなければならないわけです。
もちろん、本能というものは本来備わっている強力な欲望であり、それを抑え切れない場合にはジャイアンのように他個体に対して危害を及ぼす結果となってしまいます。
ここで一つの疑問がわきます。
果たして、本能に逆らうことは生物として悪いことなのかと。
もちろん、共同体という枠の中での役割で考えた場合には、共同体の維持を妨げる行為であり、悪いことと示すことができます。
しかし、生物として本来備わっている欲望を否定することは、逆に不自然でいびつな行動ではないかと捉えることもできるわけです。
ここまでくるとご理解頂けると思いますが、のび太のジャイアンへの恐れというものは、人類が獲得した理性の、本能に対する恐れと言い換えることができると思います。
したがって、ジャイアンの存在を消すということは、本能の存在を否定するということになり、それは結果として人間の存在を否定することにつながりかねないわけです。
したがって、ドラえもんが出す道具とは根本的解決を図るものではなく、本能と理性のバランスが崩れたときに補うような道具であることが必須なのです。
そのバランスを崩すような道具が出てきたときには、のび太は涙を流し道具を使用してしまったことに後悔します。
この姿は禁断の果実を食べたアダムとイブの姿であるといっても異論はないでしょう。
しかしながら、必ずドラえもんが元の状態に戻してくれます。
これは、欲望や希望が満たされた場合に幸福となるということではなく、むしろ、本能と理性のバランスを保っている状態こそが人間としてのあるべき姿であり、そのような中にしか幸福は見出せないという教訓が含まれています。
我々はドラえもんを見ます。
しかし、それは単なる娯楽ではなくて、我々の何気ない日常に意味を与えてくれるものであるのです。
あなたは、のび太であり、ジャイアンであり、スネオであり、デキスギ君でもあるのです。
何よりもあなたはドラえもんなのです。
もしもボックスでしたいようにすればいいじゃないか、なんて言ってはいけません。
そんな世界には決して幸福などありはしないのですから。
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