buriさん
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07年12月13日(木)
飽食と貧困-その4
< 飽食と貧困-その3
| 女性が綺麗になるわ... >
自らの飽食ぶりを反省させられるメールをいただき、それがきっかけで書き始めたこのトピックですが、自分はいったい何をノドから吐き出したいのかをあらためて考え続けています。
私の知り合いが東京で外国人専門の人材派遣を始めました。これが当たっており、今度は外国で日本語を勉強している外国人を対象として世界中の日本語学科を持つ2000校以上の大学にチラシをばら撒いて登録を募っています。
これには当然日本の大手企業らのバックアップがあり、優秀な人材であれば日本人に限らず広く雇用をしますよという約束を取り付けての人材獲得戦略ですね。
でもこれってどうなんですかね。
アメリカやイギリスなどのように自国ですでに市民権を持った外国人を雇うのではなく、わざわざビジネスビザのスポンサーとなって大手企業が率先して日本人の雇用枠に外人を招き入れる。
確かに今、日本は景気が回復したと言われ、就職にもそれほど困らなくなったようですが、その反面、介護の現場は深刻な人手不足に直面している。老人の面倒を見る人達が圧倒的に減っているんですね。
なのでフィリピンなどから日本のお年寄りや体の不自由な人の面倒を見てくれる人を連れてくる。
つまり自国で高齢者の面倒を見ることができなくなりつつある。
ヨーロッパやオセアニアでは、一人の高齢者に一人の介護士をつける環境を作ろうとしている。つまり1:1ですね。そうでなければ体が不自由な分、常人と同じ生活を送ることは不可能だからという考えからだそうです。
だから家族も極力病院や老人ホームに入れずに、Meal on wheelという各家庭を毎日まわって生活のお手伝いをしてくれる人達にお願いしている。誰だって病院なんか入らずに、慣れ親しんだ我が家で過ごしたいもんね。
これを実現するためには膨大な数の地元密着型のボランティアの方々と、プロフェッショナルを育てるだけの政府による教育と待遇というものがあります。
しかし日本では50:1の状況すら危うい。
体を反対側にしてもらうのも1日1回あるかないか。これでは常人と同じ生活どころの騒ぎではありません。
不景気だと介護が充実する。
景気が良くなると介護はしない。
日本では清掃業、印刷業、建築業も同じ様な現象があるようです。
景気の良し悪しに関わらずボランティアをする人がたくさんいる国の人って、なぜボランティアをするんでしょうね。
それも証明書など出ない地元で。
それもきちんとしたフルタイムの仕事を持ちながら。
最も飽食を貪る国の一つ。
弱気を助け強気をくじく美徳を持っていたはずが、見返り無しには人助けをしなくなった若者達。
大手企業も日本人より外国人を採用し、キツイ汚い仕事もそのためだけにやって来る外国人に掌握され、働き盛りの若者のうち現在60万人が引き篭もりとなっている国。
その平均年齢は30歳だという発表が先日ありました。
すごいよね、仕事しないで食えるんだから。
その中で外国の惨状により興味を示し、高い金を払って外国人を助けに行ってしまうバイタリティある人々。
本当の意味のボランティアって知ってる人がいたら教えてほしい。
なんだかとてつもないジジイになってきたような気がするので、これでこのトピックはやめにします。
吐き出したいものを吐き出しているはずなのに、前にもまして空虚な気持ちと焦燥感を感じるのは何でだろうと思います。
明日また道で浮浪者に金をせびられたら、あげてしまう自分になのでしょうか。
それともまた会うであろう手ごろなボランティアを探しに来る青年にでしょうか。
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