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09年04月15日(水)
~理解・納得と勇気~がんと向き合って |
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< 桜飯
| ~続き~ >
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私が何回か聴講した講座が3月31日の静岡新聞紙面に掲載されましたので、抜粋致します。
~『がんと共に生きる』~静岡県立がんセンター 病院長 鳶巣賢一氏
ーーーーがんの対処法は 生き方そのものの選択ーーーー
生まれてから亡くなるまでの間、私達は生き続けています。生き続けていればこそ、老いや病気などのリスクもあるし、 選択せねばならない問題が出てきます。 なかでも「がん」という病気に対する対処法は、その人の生き方そのものを選択する事とほとんど同じだと、私は思います。
そこで今日は、がんと共に生きたお二人の選択についてご紹介します。 Aさんは62歳で、前立腺がんと診断され、手術の相談に来られました。がんの進行度合いを示すPSAは8・4とまだ早期です。 これが20~30になると進行がんになりやすいし、転移する可能性もでてくるので、 医療者としてはPSAが20になるまでに治療したいというのが本音なんです。 ガンを治すためには手術が一番いいことは間違いありません。
ただ、前立腺の切除手術を受けるとほとんどの男性は性器の勃起能力が永久に失われます。 Aさんは手術を受けようと来院されたわけですが、PSAが8・4程度なら、 全身にがんが広がるような状態になるのは最長で20年、早い人でも10年位かかるだろうと言われています。 ですから、手術する以外に放射線治療もある。 お薬でいくという手もあります。それどころか、何もしないという選択肢すらある。
ほかに大きな病気があって、10年先は生きているのが難しいかもしれないという状況の方には、 ガン治療のリスクを負うより、何もしないほうがいいかもしれません。 むろん、リスクという点では放射線も投薬も、手術に比べて治療成績は落ちますし、 体に良くない影響も出てきます。 お薬は安全なようで実は女性の更年期障害と同じ様な症状が起こりますから、性機能を失うほかにも、 集中力が落ちたり不眠がちになったりします。
それらのリスクをすべてお話した上で、その病気をどう処理するかを考えていただく。 治ればいいという発想ではなくて、自分の納得がいく人生を生きるのに 邪魔しないような処理の仕方を選び取っていただくという意味です。 選んだからには、残念ながらそのリスクは背負っていただかないといけません。
Aさんの場合、何もしない事になりました。そのまま何年か過ぎ、いよいよPSAが20になってきたので、 ホルモン療法を始めました。するとたちまちにして数値は下がりましたが、 しばらくしたら「何か頭の切れが悪くなった、非常に重要な仕事をしている最中で、 私がこの仕事から手を抜いたら会社がこける。だから治療をやめたい」 とおっしゃいます。そして3年後、何もしないままで随分な数字まで来ました。
私は治療していただきたいと言うんですが、ご本人は、いやいやとても大事な仕事があるの一点張り。 妙なことに、こんなに数字が高いのに転移も出てこない。 どこにはっきり病巣があるかもわからない。そんな状態のまま、ご本人はあと1年、あと2年とおっしゃる。 もう100になりなんというところまできています。 私は治療を勧めつつも、Aさんにとって仕事がそれだけ大事なものであれば、精一杯協力してあげて、 このまま行けるところまでがんと付き合っていっては、とも思うのです。
続きはまた明日にします~ごめんなさい~~。あっそう。
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| 【記録グラフ】 |
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