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10年02月05日(金)
あれはゾンビか悲しみか。 |
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同じくパルム・ドール繋がりで。 あたしが一番好きな映画。
Une aussi longue absence / かくも長き不在
http://www.youtube.com/watch?v=tIgm6mr_Nv4
youtubeにもこれしかなかった。 DVD未発売。 VHS廃盤。 素晴らしいのに。 パルムドールだって獲ってるのに。
初めて見たのは小学校。 あたしがいつか子供を持つ日がきたら 戦争はいけないとか戦争がいかに恐ろしいかとか口を酸っぱくして教えるより ある程度の年齢を待って この映画と"I Girasoli / ひまわり"を見せる。
以下、グロが厭な人は読まないでね。
小学校1,2年生を広島で送ったおかげで いわゆる原爆教育ってやつを受けたんだけども。 あの年齢で「実写版の」はだしのゲンをフルスクリーンでとか、ほんとキツいのよ。 いや、正直今でも無理だ。 ゾンビみたいな作り物は平気だけど、これは本当にあったことだもん、無理。 「これが事実なのよ、目を背けないで」っていくら先生に言われても それを理性で理解して直視するなんて、高々6,7歳の子供には無理。 いや、今も無r(もういい
今でもはっきり覚えてるけど、あの時生まれて初めて嘘ついた。 「おなか痛いので保健室行っていいですか…」 うん、おなかなんか痛くなかった。 とにかく恐くていたたまれなかった。 こわい顔した先生が渋々OKして、1人でドアをそっと開けて出ようとしたら 後ろからゲンの歌う金比羅船船が追いかけてきた。
未だに金比羅船船を聞くと 膿と血だらけの汚れた包帯と、その隙間でうぞうぞと蠢く蛆 (↑繰り返すが実写だぞ、実写) 飛び出した目玉や焼けただれて垂れ下がった皮膚 次々ピカドンの雰囲気が連想されてこわくなる。 って、これじゃしあわせに結婚できないじゃないかっ!!!
(子供にとってはただの)ホラーでスプラッタな映像や写真を次々見せて こわがらせて戦争への恐怖感を植え付けるのも手かもしれないけど それは押しつけられた感情でしかないと思うの。 自発的にいけないと思う前に、いけないという先入観を入れたに過ぎないというか。 考える隙を与えてないというか、洗脳してるというか。 いや、それも平和を求めるためのひとつの手だというのは解るんだけども。 でもそれは同時に長い苦しみも与えるわけ、ほんとに。
あたしが、どうして戦争がいけないのか自らなんとなく知ったのは この映画と「ひまわり」。 それから「西部戦線異状なし」のラストシーン、蝶々に伸ばした手。 それまでのいろんな衝撃的なシーンなんて ゲンの実写で鍛えられたチビはまったく覚えてなくて 最後だけがくっきり残った。 戦争がいけないのは、肉体的に痛いから、肉体的に恐いからでもあるけど それ以上に(っていうと語弊があるかもだけど。知らんがな。)胸が痛いからだ、と思った時に 戦争は二度としちゃいけないんだって、初めて本当に思った気がする。 これはあれか、怒鳴り続けられるより静かに諭された方が身に沁みるというアレか。
とにかくだね。 あたし未だに♪しゅらしゅしゅしゅ~♪がこわいのよっ! むしろ裸足のゲンって文字見ただけで落ち着かなくなるのよっ! 書いててやんなってきた。 うわーん!
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