リエさん
最新の記録ノート
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11年03月17日(木)
大事なことを忘れない。 |
< 仕事を頑張る
| うーうー。 >
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さっき大阪でもものすごい吹雪いていた。 被災地はどんなに寒いことか。 せめて暖かい春が被災地を優しく包み込んであげて欲しい。
日曜日の夜8時過ぎくらいに近所のいつものスーパーに行った。 「広告の品」と書かれた特価のカップ麺も売り出し中のお米も、 まだまだ山積みになって、売れ残っていた。 大阪はいたって日常的な、地震があったなんて気づかない感じだった。
ところが昨日の夕方、同じスーパーに行くと、 入り口に山積みされていたお米はすべて完売していたし、 特価でもない普通のインスタント食品売り場がほぼ全て完売していた。 生鮮食品とかお菓子とか、他のモノはいつも通りなのに。
実際のところ、関西の人間にそうリアルな危機感はないと思う。 それでも、こんな買い占めが出始めたのは、首都圏の買い占めの現状を、 過剰なまでに報道し続けてるマスコミのせいだと思う。 みんなが買い占めている、品薄でもう手に入らない、と深刻な顔をして、 繰り返し繰り返し報道されれば、特に買い占めようとか思ってなくても、 必要最低限、日常でいる分すら買えなくなるかも知れない、と思う。 別に地震に備えてというわけでもなく、なくなったら困るから、 今のうちに買っておいた方がいいか、ということになってしまう。
ティッシュペーパーも売ってないのかどうかわからないけど、 我が家のティッシュがあと1箱しかなくて、もう買わないと。 来月保育園に行くのに8箱持って行かないといけないし、それも要る。 もし今日、ドラッグストアに行ってティッシュが売り切れだったら、 次に見つけたお店で、来月の保育園の分も買いだめしてしまうだろう。 買えなかったら困るから。 お米もあと2kgくらいしかないけど、それが底をついた時に、 買えなかったら困るから、今あるうちに買っておこうと思うだろう。 こうやって無意味な買い占めが蔓延しているんだろうな。 なんて無駄な…。
首都圏で買えないために、関西にいる家族や友達が買って送ってるそうだ。 その配送量が非常に多く、ただでさえ混乱している輸送機関がさらに混乱している。 被災地に届けるべく働くはずの労力が、そんなところで消費されている。
みんなの気持ちはわかる。 そう行動してしまう気持ちもわかる。 東京の娘が孫のオムツが買えないと電話してきたら、誰でも買って送ってあげるだろう。 私でもそうすると思う。 でも、それが負の連鎖をさらに加速させるだけだということを、 それをどこかで止めていかなければならないということを、忘れてはいけない。 自分たちの行動が、被災地復興の妨げになっていることを、認識しなくてはいけない。
みんなが意識することで、驚くべき節電ができた。 節電することで、被災地のためになると理解していたからだと思う。
買い占めなければ被災地に届くのかという直接的なことではないけれども、 買い占めで品薄になって、全国から配送が増えて、回り回って被災地を苦しめる。 被災したわけでもないのに、必要なものが必要な時に買えなくなって、 とても困って、自分がとても被害者になったような気持ちになってしまう。
違う。
被災地以外のみんなが、本当に日常生活を普通に過ごすことで、 自分を被害者だと思わず、救援できる側の人間だと思うことで、 やるべきこと、できることが全然違って見えてくるはずだ。
仕事を一生懸命やって日本経済を支えることも非常に大事。 普通に生活し、普通に消費して、これ以上の景気後退を防ぐことも大事。 メディアに頼らず、リアルな情報を求めて、いろんな人と共有することも大事。 被災地を思い、1年も2年もこの先もずっと、忘れずに気にかけることも大事。 日本一丸となって、この困難に立ち向かおうと思う気持ちが大事。 子どもにも教え、伝え、何ができるか一緒に考えてみることも大事。
がんばろう。
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