grillさん
最新の記録ノート
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09年10月15日(木)
夢応の鯉魚。 |
< 天気が良いので
| 神託。 >
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先日入手した江戸戯作集には「雨月物語」なども収録されています。 改めて読むと構成がしっかりしているのに驚かされる。 「夢応の鯉魚」はお坊さんが鯉になって生板の上で目覚めるという話ですが、 冒頭の、魚を描くのが好きで好きでたまらないという描写が、浮世離れした坊さんの世界観と密接に繋がっているのですね。 画に喩えると一本の線でシンプルに描かれているようで、まったくぶれることが無い。 不要な描写や訳のわからない煩悶みたいなのが一切無いのが良いです。 それは江戸の戯作に共通していて、ドラ息子だとか、遊び人だとか、悪人だとか、善人だとか、 人間の典型みたいなものが上手く描かれているのですね。 改めて昔の人の文章の上手さを思い知らされます。 自分の10年前の若書きの文章を見直して浅いなぁと思ったり。
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