tomytomyさん
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14年03月23日(日)
本当に正しいもの〜神様のカルテ〜 |
< インコの秘密、スゲ...
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夏川草介著「神様のカルテ」を読んだ。
主人公は信州の病院に勤める青年内科医。 慢性的な医師不足にあえぐ地域医療の実態を描いてはいるが、 本著はいわゆる医療小説ではない。
青年医師 栗原一止(いちと)とその妻、2人が暮らすアパートの個性溢れる住人達、 勤務する病院の医師仲間、医療スタッフ、患者といった、 主人公とその周りの人たちとの心温まる交わりが描かれている。
余命1ヶ月の73歳の女性患者が、主人公の医師の名前について 話したフレーズが印象に残った。
「一に止まると書いて、正しいという意味だなんて、この年になるまで知りませんでした。 でもなんだか分かるような気がします。
人は生きていると、前へ前へと言う気持ちばかり急いて、 どんどん大切なものを置き去りにして行くものでしょう。
本当に正しいことというのは、 一番初めの場所にあるのかもしれませんね」
なるほどなあ。至言かもしれない。
イケイケどんどんでぐんぐん進んでいるときこそ、 これまでの歩みと足元を見つめないといけないのだろうな。
ほんの3年前は今より4kgは痩せてて、カラダのキレがあったはずだ。 どんどん食ってる場合じゃないぞ……..ってそう言うことだけじゃないな。
小説は主人公がこよなく愛する夏目漱石の小説よろしく、古風な文体で描かれている。
そのせいだろう。スリリングでスピーディーな迷い無いストーリーというよりは、 たゆたいながらも1つの方向にゆっくりと進む展開がきっちりと頭の中に説得力をもって入ってきた。
なかなか良い小説だったな。
映画化されたそうなので、子供達にDVDを見せてやろうかな。
春休みを前に、「どっか旅行行きたい。ディズニーランドも可」などと 騒がしくなっていて、ちょっとウザい。連れてイケイケどんどん状態だし。
「本当に正しいものは、家にあるのだ」 …….って教えてやろう。
どんなにゆっくりと発言しても、全然説得力無いぞ。きっと通じないな。
(昨日の運動)子供の鉄道模型教室を待ちながら読書
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