① 江戸時代末期、商人・随筆家の「鈴木牧之」が、越後・魚沼の生活・風俗を全国に伝える為に、「北越雪譜」を記す。 この「北越雪譜」の中の『異獣』という章に、背丈が人間よりも大きい、毛むくじゃらの奇妙な獣が登場。 越後の山中に現れ、 荷物運びの旅人の弁当(にぎり飯)をお裾分けして貰ったお礼に、荷物を担ぎ、 道案内をするという話。
② 日本酒の『雪男』は、このエピソードに因み、また「雪国」の酒ということで、(酒造会社が)その名を命名。 なお、「北越雪譜」の『異獣』の話自体は、初夏の設定。
③(別のネット情報によると)『雪男』の売上金の一部は、山岳救助の費用に寄附される。
ついでに、一般的な『雪男(Snowman)』の説明を、簡単に整理。
① 雪の多い地方にいるとされる、UMA(未確認動物)の総称。 ② 人里離れた山中に住み、全身毛むくじゃら、直立二足歩行、が共通点。 雪「男」と称されるが、性別は不明。 代表的なのは、ヒマラヤの「イエティ」、ロッキー山脈の「ビッグフット」。 ③ 日本では、中国地方の『ヒバゴン』が雪男とされることがある。 『ヒバゴン』は、70年代に、広島県比婆郡(現在の庄原市)の中国山地・比婆山連峰で目撃された、類人猿型の未確認動物。