① パリ市で1889年に設置された「自由の女神像」が、パリを初めて離れて、1998年4月から約1年間、「オダイバ」に移設された。 「1998-1999 日本におけるフランス年」、日本とフランスの友好を記念したもの。 ② パリの女神像の帰還が近づくにつれて惜しむ声が高まり、フランス政府&パリ市から公認を受けて、現地でレプリカが制作された。 ③ 2000年12月に除幕式が行われ、現在に至る。 別名『台場(ダイバ)の女神』。
ついでに、『自由の女神像』自体について、取纏めると以下。
① ”オリジナル”は言わずと知れた、米国ニューヨーク・リバティ島の『自由の女神像』。 米国独立100周年と、米仏の友好を記念し,1886年フランスから寄贈されたもの。 ② ローマ神話の自由の神リベルタスを象ったもので、英語のリバティ(自由)の語源でもある。 まさに自由と民主主義の象徴で、また、灯台でもあったニューヨークの『自由の女神像』は、移民が船上から見る新天地の象徴でもあった。 ③ 正式名称は、「世界を照らす自由(Liberty Enlightening the World)」。
なお、フランス政府&パリ市が”公認”している『自由の女神像』は、世界で三つ。 ① ニューヨーク (1886年。台座から頭まで約34m) ② パリ (1889年。同約12m。フランス革命100周年を記念し、パリ在住の米国人がニューヨークの女神像の返礼として寄贈)。 ③ そして、日本「オダイバ」の『自由の女神像』が、三つ目の”公認”のもの。