回や愚ならず。【catyanさんの健康管理カラダカラノート】

トップ>メンバー検索>catyanさんのトップページ>記録ノートを見る>回や愚ならず。
09年11月20日(金)

回や愚ならず。

< 色難し。  | 人焉んぞ隠さんや。 >
回や愚ならず。 画像1 回や愚ならず。 画像2
◎子曰、
 吾與囘言終日
 不違如愚。
 退而省其私、
 亦足以發。
 囘也不愚。
 
○ シノタマハク
 ワレカイトイフコトシュウジツ
 タガハザルコトグナルガゴトシ。
 シリゾキテソノシヲカヘリミレバ
 マタモッテハッスルニタル。
 カイヤグナラズ。
 
● 回*と話していると終日ずっと
 ただ従順に聞くのみで、あたかも愚者のようである。
 が、その私生活を遠巻きに振り返って見てみれば
 なるほど、発し伝えた通りの立ち居振る舞いをしている。
 回はなんと賢者なのであろうか。

* 回 http://www.karadakara.com/note/my/record/day/20091023_iqg3.html

☆★☆
 顔回サンは、孔子サン最愛・敬愛・寵愛・溺愛のお弟子サンでした。
 孔子サンは彼を褒めたくて褒めたくて仕方なかったのですニャ(^ω^

 「一を聞きて十を知る者」と称されたお方で、
 他のどのお弟子さん達からも一目置かれる存在だったそぅな。
  顏回サンはその訓ぇに従ぃ、欲を捨て、質素な暮らしを選んだ末に、
 若くして、病ぃのもと、無名のままに、独りこの世を去られました。
 
 その死を聴かされた孔子サンは

 『 あぁ、天われをほろぼせり。天、われをほろぼせり。』

 と、それはもぉ"らしくない" ほどのいななきを見せたとか。

 その後「せめて葬儀だけデモ彼の人徳にたる豪華な棺でお送りすべき。」
 とする周囲に、孔子サンはあくまでも
 「棺など必要ない。薄葬にすべきだ。」と主張されました。
  
  …すっかり孤立してしまった孔子サン。

   果たして、私の訓えは正しかったのだろうか?
   回の本当の望みをわかっていたのだろうか?
   回を不幸にしてしまったのではないだろうか?
  
  …立派な棺を前に、葛藤は続いたのでした。

  ダケド。 豪華とか質素とか。 儒家だとか道徳だとか。。。
    本当はそんなこと、どうだって良かったのです。

  『回よ、回ょ...だから棺なんて必要ないと言ったじゃないか。
   この重厚な棺が邪魔で、お前のそばにいてやれなぃよ。。。』

  こぅ呟いて、孔子サンはむせび泣いたのだそぅな。

    

  孔子サンも泣くんです。 悲しくて。 苦しくて。 悔しくて。

 
  にんげんだもの。
-------------------------------------------------------------------------
◆頭に戻る◆
http://www.karadakara.com/note/some/record/day/20091017_iqg3.html




コメントを書く
コメントを書き込むには、ログインが必要です。
ページTOPへ戻る↑
シェアする