tomytomyさん
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12年07月17日(火)
ファーザーとして |
< 息子とふれ合ったっ...
| ベタななにわの夜 >
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4日ぶりに大阪に帰宅。 溜まった新聞を見たら、大津市のイジメ自殺の記事が連日トップだ。 ウチにも小中学生の子供がいるから心配だな。
伊坂幸太郎の「オー!ファーザー」という小説にイジメに関するくだりがある。
「自分の子供が将来、いじめられっ子になるのと、いじめっ子になるのと、 どちらかを選ばなければならないとしたら、どちらにするか」
「三人とも一瞬悩んでな。で、答えたんだ。『いじめっ子』だ」
「だろうね。『いじめられっ子になれ』と願うのは、色んな意味で、酷だ」
「俺も同感だ。親なら、みんなそのはずだ。子供が虐げられてよしとする親はいない。 ただ、そこでつくづく思ったんだ」
「何を」
「イジメ、ってものは絶対に無くならない。
「どういうこと」
「うまくは言えないんだがな、たとえば、ある時、世界中の誰もが、自分の子供に対して、 『他人をいじめるくらいなら、いじめられる側に立ちなさい』と教えることが出来たなら、 今の世の中の陰鬱な問題はずいぶん解決出来る気がするんだ。
そういう考え方の人間だらけになったら、な。
ところがどうだ。現実的には誰もそんなことはしない。 『いじめっ子になれ』と全員が願うほかない。
被害者よりは加害者に、だ。 ようするに結局は、自分たちが悲劇に遭わなければ良い、と全員が思っている状態な訳だ。」 「当然のことだと思うよ」
「俺もそう思う。ただ、温暖化もイジメも、戦争だって、そりゃ、 永久に無くならないはずだ、と改めて思っただけだ。」
「それなら、せめて俺だけでも、被害者になるよ」
「頼むからやめてくれ。心配じゃないか」 ---------------------------------------------------------- 確かに、イジメも戦争も無くならないのかもな。
だったら、対処法を子供達に伝えておきたいな。
喜多川泰の「心晴日和」という小説を読んだ。
前半部分は、イジメで不登校になった女子中学生が、 一人の老人のアドバイスに従っていくにつれて、思い悩みを克服していく姿が描かれている。
作者があとがきに書いていた通り、何もかもがこの小説のストーリー通り解決する訳じゃない。
誰しも一度は「疎外感」を味わって悩むことがあるだろう。 それでも、大人になっても中学生の頃と同じことで悩んでいる人はいない。
人の人生は、いろんな悩みや問題と直面しながら、それを解決することによって、 または、解決出来なくても経験することによって成長し、その経験をする前よりも、 もっと素敵な人として生きることが出来るようになる。
子供達にはこの小説を読むように勧めたいな。いろんな示唆に富んでいる。 溜まった新聞の見出しを見ながら、ぜひそうしようと思ったよ。
(昨日の運動)朝ラン40分 (息子、早起きして自転車で並走)
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