tomytomyさん
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14年07月14日(月)
涙のトマトつけ麺 |
< 涼
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昨日は休日出勤。 転勤を前に業務引き継ぎの資料を作った。
我ながら分かりやすい資料ができたなあ。 などと自画自賛しながら、帰路につく。
お昼も食べずに仕事に集中していたので、 帰りにラーメン屋に立ち寄った。自分へのご褒美というやつだ。
単身赴任になってから、よく行ってるラーメン屋さんだったが、 ここもそろそろ行き納めかなあ。
そう思って、前から気になっていたトマトつけ麺を注文した。
「さっぱりトマト味のスープ。まるでパスタ感覚」などと 宣伝文句をうたっているが、ラーメンにトマト味のスープってどーよ。
デーモン閣下が歌う賛美歌を聞くような違和感を感じながら、 転勤を前に冒険してみた。
トマトつけ麺を待ちながら、浅田次郎著「天国までの百マイル」を読む。
心臓病で重篤な母を百マイル離れた病院へ送り届ける息子。 事業に失敗し、家族とも離れた彼を支える多くの情厚い人々。
そしてひたすら愛した人の幸せを願う恋人と母の無償の愛が胸を突く。
勝負のトマトつけ麺が前に置かれた頃には完全にストーリーに没入していた。
本を読みながら食べるなんて行儀悪い….なんて知るものか。
トマトつけ麺をすする。 宣伝文句通り、さっぱり味のトマトつけ麺、これはありだな。
けど心臓病の母親にこのラーメンは無理だろうな。 もはや小説と現実もごっちゃになるくらい入り込んでいた。
主人公の恋人が電話口で語りかける。愛に満ちた彼女の思いに 主人公が慟哭する……まずいぞ、気持ちがシンクロして泣きそうだ。
ベタなヒューマンストーリーだろ、こんな人目がある中で ラーメン食べながら、オッサンが泣いてどうする。
デーモン閣下が賛美歌歌うどころか、三木道三でも一緒にいたくないと 思うくらいの違和感だぞ、良いのか?良いわけないだろう。
必死に耐えたが、涙が出た。 下向いてラーメン食べたけど、涙がまた出た。
「天国までの百マイル」は人がいるところで読んだらあかんヤツやったな。
涙目で支払いを済ませた時、レジのオネーチャンが半笑いしてる気がした。 営業スマイルか?嘲笑か?松崎しげるが赤面しているくらい判別がつかない。
まあ、いい。どうせ転勤するのさ。 さっぱり味のトマトつけ麺を味わったお店の最後はあと味の悪いものだった。
(昨日の運動)休日出勤で仕事に集中し、その後ラーメンに集中出来ず
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