Ayako_kさん
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21年11月22日(月)
アニメ「ワンピース」1000話を見る |
< 草むしり(東側)D...
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帰宅する。 明日は休みなので、ちょっと解放感。 食事しながら、近日録り貯めたアニメを見る。 アニメ「ワンピース」なんと、放送1000回目だそうだ。 これ、日曜日に1回だけ放送だから、1年でどんなにがんばっても54週間、54回しか放映できない。 まあ、特番でつぶれたりとかもあるだろうから、ざっと50回と見ると、ざっくり20年間、アニメとして放映してきたことになる。 アニメの長寿番組としては「サザエさん」「ドラえもん」「ドラゴンボール」「ナルト(ボルト)」などもあるが、どれも「一話完結」式だったり、「主人公が結婚・子供が生まれて子供や孫世代の話」に代わっていたりする。 そういう中で、一話完結でもなく、代替わりもしないまま、ストーリーを続けた放送、という意味では、他に類を見ない。 確かに、回想シーンやこれまでのまとめ回などを挟んだり、妙にキャラたちが驚いている尺が長かったりとかの、ジャンプでの漫画の連載を追い越さないための細かい工夫がされているのはなんとなく分かってはいたが、ここまでずっと続けていられるアニメも凄いと思う。
10年位前から、他のアニメは12~13話か、長くても26話までで一区切りさせられて、次の放映は半年以上先だったり、映画だったりという形式にほとんどのアニメが変わってきた。 これは、私見だが、アメリカなど欧米の「四半期決算」主義が、アニメ業界にも影響してしまったからではないかと思っている。 四半期(つまり、1シーズン)放送してみて、視聴率を測定して、人気があれば続編制作にOKを出す。悪ければ打ち切り。または映画化で時間を稼ぐ。 最近のアニメの7割くらいは、原作漫画があるので、原作者の連載ペースにアニメが追い付いてしまうと、漫画家が苦しい思いをするので、漫画家の執筆待ちの意味合いもあって一石二鳥なのだろう。
そういう、今の風潮と照らし合わせても、「ワンピース」はすごいと思う。 ジャンプの漫画原作者の自宅を訪問する企画が、バラエティ番組であったので見たことがあるが、作者は目の健康保持のために、テレビを見ないそうだ。 訪問者は、漫画原作者が大ファンだという明石家さんまであったが、彼の番組も見るのを我慢しているという。 どれだけ目を酷使しているのかが伺える。 そして、週刊少年ジャンプは、「隔週刊」ではなく、「毎週刊」なので、おそらく作者は旅行に行ったりもできない。毎週締め切りがあるからだ。 その分、アシスタントの作業部屋に楽しい装飾が施されていたり、室内にミニ電車があったりと、家の中でなんとか楽しむための涙ぐましい工夫がされていた。 なんとなく、自宅を遊園地にしようとしたマイケルジャクソンを思い出す。 マイケルジャクソンのほうは、理由は忘れたが、とにかく自宅を出るのが難しい状況だったので、自宅をワンダーランドにしたかったらしいことだけはおぼろげに覚えている。 我々一般人が、コロナ対策だ巣ごもり需要だとか慌てふためき自宅生活をするのよりずっと前から、偉大なスターたちは孤高の自宅生活を強いられていたのだろう。
ワンピース、結末はもう考えている、と作者はインタビューに答えていた。 しかし、主人公には化け物のように強い敵対する海賊が4人も待ち受けている。 連載はまだまだ続くだろう。
私は、「ナニワ金融道」の作者である、青木雄二氏を思い出す。 大ヒット漫画「ナニワ金融道」を執筆していた頃は、大変苦しかったとエッセイ本に書いてあった。 執筆が終わったら、もう、遊んで暮らせる財産を築いていたらしい。 今後はエッセイ本を出すくらいにして、あとはのんびり暮らすとおっしゃっていたが、エッセイ本をいくつか刊行したら、あっけなく病気で亡くなられてしまった。
私は、ワンピースの原作者には、執筆が終了したら、今度こそ現実に外に出て、リアルの世界を大航海して欲しいものだと思っている。 あっけなく逝ってしまうことのないように、健康管理も十分して欲しい。
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