バレエでの苦境【ARUUMAさんの健康管理カラダカラノート】

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16年04月30日(土)

バレエでの苦境

< 2015年舞台前
久しぶりにノートを書く。
なぜなら今、バレエが行き詰っているからだ。

Billy Joelの"My Life"を聴く。
Billy Joelは切なさの中に励ましがある。。
いや、励ましの中に切なさがあるのか。

もう十数年通っているバレエ教室。
私の先生、K先生はバレエへの憧れそのもので、ずっと尊敬していた。
自分がバレエを続けるならこの先生しかいないとそう確信してた。
バレエのことをよく知らなかったということもあるし、その時は私にとってK先生はバレエの世界そのものだったから。

でもここ1年ちょっとオープンクラスに色々通ってみて、わかった。
自分のバレエの世界が小さい、小さいものだと。

それは教え方であったり、表現のしかただったりするけど、一番大きかったのは身体の捉え方。
それまで私は、バレエにおける身体の使い方-軸の感じ方やアライメントの整え方、どこの筋肉をどう使うかとか-はみんな同じだと思っていた。
そこにどうたどり着くかという問題なのだと考えていた。

だけど今、ある先生(Y先生)には、「お尻は巻き込み過ぎないように、前後両方の骨盤の付け根に隙間をあけて置くように」と言われ、ずっと師事していたK先生には「お尻が使えてない。もっと裏腿を巻き込んで」と言われて後ろ側の骨盤の隙間が無くなるように直される。
どちらが正しいのかが分からない。

Y先生の言うように、前後の関節の空間をつぶさないようにすると確かに脚が長く見えるし、踊りやすい。
無駄に脚の負担がかからないような気がする。

だったらK先生が間違っているのか?
でもK先生だってバレエ団ではないにせよ現役で舞台で踊っていて、踊っている姿はとてもきれい。
間違った使い方をしていてあそこまで踊れるものなのか?

どっちを信じて良いか分からなくなって、結局今自分の身体をどう使うのが正しいのか迷子になってる。
私としては、オープンクラスのY先生が言う捉え方の方が身体が動きやすいし、上手く踊れる気がする。
だからそっちの先生を信じたい。

でもそうなると、K先生への不信感が生まれてしまう。
身体を正される度に、素直に聞き入れられず、腑に落ちないような感じがする。
それは先生にとても失礼だと思う。
きっと長い付き合いだから、K先生も気づいていると思う、私の変化に。
不真面目で気難しい生徒だと思っているかもしれない。
バレエの楽しさを教えてもらったのはK先生なのに。
ここまでバレエを続けてこられたのはK先生のおかげなのに。

いよいよ教室を変わるべきなのかなとも考える。
ここの教室は料金面で良心的だし、場所も家から近いし、小ぢんまりとしてるところが好きだ。
あと発表会でやっと自分で演目を選ばせてもらえるようになった。
他にそう簡単に好きなVaを躍らせてもらえる環境はないだろう。

「好きな演目を躍らせてもらえる為」と割り切ってレッスンに出ようかと思ったこともあった。
でもその身体の使い方への不信感が、踊りの指摘にも表れてしまう。
踊りの指摘を素直に受け止められない。
本当はもっともっとできるはずなのに、心が入らない。
それじゃぁ、いくら好きなものを躍らせてもらっても満足いくことが出来ないし、そんなんで意味あるのかな?

せめて自分が「これだ!」と思えるような、身体の感覚が掴めたら…
それはそれ、これはこれと割り切って指導を受けられると思うんだけど…

K先生に対して今は不信感があるけれど、K先生のことはやはりすごく好きだ。
とてもお世話になって感謝している。
これ以上関係が壊れてしまわないように、今ここでどうにかすべきだと思うんだよね。

一度K先生のレッスンをお休みするべきかな。
でもそしたら今度の舞台はどうなる?

むしろ逆にもっと色んな先生のレッスンを受けてみるべきかな。
そうすれば、新しい何かがひらけるのかな。

自分のモチベーション以外で、こんなにもバレエが辛いと思ったことは無い。


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