カラダの歪み度の解説コラム

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「カラダの歪み度」解説コラム

 

◆はじめに

■ たかが歪み、されど歪み

カラダは誰しも生活していく中で少しずつ歪んでしまうものです。地球上には重力があり、カラダは常に重力に引っ張られながら人間は生きているわけですから、当然のこととも言えます。しかし生活習慣によって、カラダの歪み方は人それぞれで大きく異なってしまいます。多少の歪みであれば大きな悪影響はありませんが、この歪みがひどくなると肩こりや腰痛、頭痛や便秘、女性の場合は生理痛や生理不順、不妊や流産の原因にもなります。さらに悪化すると歪んだ骨格が筋肉から血管、内臓をも圧迫し、血行不良や内臓疾患にまで発展してしまうこともあるのです。
たかが歪み、されど歪み。普通に考えてカラダが歪んだまま固定されてしまうのは良くないことだとわかりますよね。自覚症状があまりないから、たいしてひどい症状にはなっていないからと軽く考えず、歪みの原因となっている日常生活を改善し、歪みをできる限り軽減し、ひどくなる前に元に戻すよう努力することが大切です。

また、すでに様々な症状が出て歪みがひどい場合は、歪み矯正を専門に行っている整体やカイロプラクティック、医療機関などを利用し、できるだけ早い段階で歪みを矯正するようにしましょう。あまりに歪みがひどくなると元に戻すことが難しくなってしまいます。

◆どうしてカラダは歪んでいくのか?

ほとんどの人は「利き手」というものがありますよね。同時に利き足、利き目、利き耳など、日常の無意識の中で左右どちらかだけを多く使う生活をしています。
カラダが歪む原因の1つが筋肉の付き方の違い。例えば左右どちらかだけを使うスポーツをしている人は左右で筋肉の付き方が異なりますよね。右利きのテニスプレーヤーは左腕より右腕の方が太いのは当然。この筋肉のバランスが違うことで骨にも影響し、カラダが歪んできます。長年激しいスポーツを続けている人は、同時に歪みの調整をしておかないと後年になって大きな障害となってしまいます。こうしたスポーツによるカラダの歪みはスポーツ障害のひとつでもあります。

次に「姿勢」。地球上の生命は皆、地球の重力によって引っ張られていますよね。まっすぐ立っている場合は、重力によって垂直に引っ張られています。しかし、姿勢が悪いと曲がった姿勢のまま重力に引っ張り続けられていることになります。背中を丸めた状態で引っ張られ続けると、当然そのまま曲がってしまいますよね。それがいわゆる猫背です。
姿勢は猫背かどうかだけでなく、微妙に左右どちらかに傾いている人もいます。これは左右のバランスが崩れてしまっているためですが、そこにさらに重力がかかり、ますます左右に傾いていってしまうのです。
小さい頃から「姿勢を正しく!」と言われてきましたが、姿勢は健康にとって非常に重要な問題です。健康だけでなく見た目の印象やプロポーション(スタイル)などにも影響してくる大切な問題です。そして正しい姿勢をキープするには、やはりそれだけのカラダを支える筋肉が必要です。適切なストレッチやエクササイズを取り入れるようにしましょう。

そして最も注意しなければならないのは簡単に言えば「癖」です。例えばイスに座って脚を組む場合、いつもいつも右脚を組むという人いますよね。右脚を上にして脚を組むということは、骨盤は右上にひねられた状態になります。普通、一時のことであれば脚を戻すと骨盤も、周りの筋肉も元に戻りますが、これがしょっちゅう行われると、骨盤は次第に右上にひねった状態で固定されていってしまうのです。
塵も積もれば山となる。こうした何気ない「癖」を日常的に繰り返し続けてしまうことがカラダの歪みの最も大きな原因です。

◆こんなにある カラダを歪める「癖」

カラダを歪める原因のひとつ「脚を組む」という癖。この癖の改善方法は、もちろん脚を組むのをやめるのが一番ですが、これはなかなか難しいという人は定期的に組む脚を左右変えるようにしましょう。左右を交互に組むことで、左右どちらかに歪んでしまうのを防止することができます。これはあぐらを組む人にも同じことが言えます。
それでは、それ以外に、どんな「癖」がカラダを歪める原因となるのでしょうか。その原因と歪み方、そして改善方法をご紹介しましょう。

○「荷物はいつも決まった手(肩)で持つ」という人


鞄や買い物袋など、重い荷物を持つ時、必ず右手(左手)で持つという方。これは左右のバランスを崩す行為です。重力と同様、どちらか一方だけに強い力がかかると、その方向に骨が曲がってしまうのは当然のこと。
ベストなのは重い荷物は2つに分けて、左右両方で1つずつ持つようにすることです。2つに分けられない場合は、左右交互に持ち替えてバランス良く重力がかかるように心がけましょう。

○「床に座る時はいつも横座り(お姉さん座り)」という人


脚を折り曲げて横にずらして座る「横座り」。これは骨盤が歪む原因となり、非常に良くありません。特に左右どちらか一方しかしないという人は要注意!骨盤だけでなく太もも、膝、腰の骨や筋肉までもが左右にねじれて歪んでしまいます。
床に座る時は長座がベスト。両足をまっすぐに伸ばしたまま座る方法です。ただし下にクッションや枕など、柔らかいクッション材を置くようにしましょう。硬いところで長座をすると腰椎に負担がかかってしまいます。また、体が硬くて痛いという人は体育座りもいいでしょう。せめて横座りをする時は何分かおきに左右を交代させるようにしましょう。

○「正座をよくする」という人

正座は正座そのものが骨格にはあまりよくありません。長くても10分程度にするようにしましょう。そして注意したいのが正座している時の足の組み方。図のように左と右を重ねている人はすぐにやめましょう。正座をする時は両足をまっすぐ並行にして座るようにしましょう。足をおしりの下で組んでしまうことで膝や太ももの骨にまで悪影響をもたらせてしまいます。

○「歩く時に腕をほとんど振らない」という人


脚を折り曲げて横にずらして座る「横座り」。これは骨盤が歪む原因となり、非常に良くありません。特に左右どちらか一方しかしないという人は要注意!骨盤だけでなく太もも、膝、腰の骨や筋肉までもが左右にねじれて歪んでしまいます。
床に座る時は長座がベスト。両足をまっすぐに伸ばしたまま座る方法です。ただし下にクッションや枕など、柔らかいクッション材を置くようにしましょう。硬いところで長座をすると腰椎に負担がかかってしまいます。また、体が硬くて痛いという人は体育座りもいいでしょう。せめて横座りをする時は何分かおきに左右を交代させるようにしましょう。

○「人と歩く時は右(左)側でないと気持ち悪い」という人

それぞれ「立ち位置」というものがある人も多いでしょう。でもこの立ち位置も実はカラダの歪みの原因となってしまうのです。というのも、常に右に人がいたとしましょう。すると右耳で話を聞き、目は右側ばかりを見る。何か手をさしのべる時も右が多くなります。こうして右側ばかりが意識され、動かされることで左右バランスが崩れる原因となってしまうのです。
慣れるまでは気持ち悪いかも知れませんが、立ち位置を決めず、左右どちらにもいけるように心がけましょう。時々左右を交代しながら歩くのもいいでしょう。

○「ハイヒールをよく履く」という人


ハイヒールに限らず、足に無理な負担をかける靴をよく履いている人は注意が必要です。すでに外反母趾の人は尚更。つま先が細い靴や高いヒール、窮屈な靴を履いていることで歩くたびに足が痛いと感じます。そうすると痛い部分をかばうように歩くため、歩き方がおかしくなり、それが歪みの原因になります。O脚やX脚などの足の歪みもこうした合わない靴が原因になることも少なくありません。
靴は必ず足に合ったものを選ぶようにしましょう。靴を変えるだけでO脚が直る人もいます。少し無理をしなければならない靴は長時間はかないように注意しましょう。特に足の指を圧迫するようなものは避けましょう。また、ミュールなど足の甲に何もない靴も足への負担が大きくなるのでベルトをするなどして回避するようにしましょう。

○「パソコンの画面やテレビがいつも斜め前にある」という人


デスクワークの人で、パソコンの画面(モニター)が真正面ではなく、少し斜め前にあるという人。またはいつもテレビは斜め前方向に見ているという人。こういった常に同じ方向をじっと見る姿勢を長時間取るような生活をしている人は気を付けましょう。
目は眼筋とつながり、そこから肩や首などにつながっています。目も手などと同じように利き目があり、両方を同時に使っているようでも、実はどちらか一方を主に使っています。まっすぐ前を向いて眼球だけを右、左に動かした時に動きやすい方が利き目ですね。
この利き目ばかりを使うことで、やはり左右の筋肉のバランスが崩れてしまいます。筋肉のバランスが崩れると、それが骨にまで影響し、互いにかばい合って首から肩、腰までもがねじれるように歪んでしまうのです。もちろん画面に向かって知らず知らずのうちにカラダをひねっていることも原因になります。
パソコンやテレビは自分の真正面に置き、両方の目を左右対称にバランス良く使うように画面の位置を変えるようにしましょう。

◆正しい姿勢で歪みを防止

○正しい立ち姿


力を抜いて自分の自然な立ち姿を鏡に映してみて見ましょう。

まずは横から見た時に頭から背中、おしり、足、つま先までが一直線になっていますか。背中が出ていたり、頭が前にずれていたりしませんか。そして下に伸ばした腕はきちんと床に向かって垂直になっていますか。腕の位置がカラダよりちょっと前だったり後ろだったりしていませんか。おしりやお腹が妙に垂れていませんか。
これらがまっすぐでない人は背骨が前後に歪んでいる証拠です。

次にまっすぐ正面から見てみましょう。首はまっすぐですか。左右どちらかに傾いたりしていませんか。左右の肩の位置は同じですか。左右の腕の長さは同じですか。腰回りの脂肪は左右対称についていますか。全体に左右どちらかだけが肉付きが良いということはありませんか。
これらが左右対称ではない人はカラダが左右に歪んでいる証拠です。

まずは鏡に映った自分の姿を見ながら、それぞれをまっすぐにした正しい立ち姿をしてみましょう。頭を引っ張られるような感じでピンと背筋を伸ばし、前後左右に歪んだカラダをまっすぐにします。
それがあなたの正しい立ち姿です。その姿勢をいつも忘れないよう、できるだけその姿勢に近づけるよう、日々意識しましょう。そうした意識の積み重ねが姿勢を正してくれます。周りの人に注意してもらうのもいいですね。

○正しい座り姿


イスの上に座る時は、深く腰掛けて腰、膝、足首がすべて直角になるように座るのが正しい座り方です。しかし、これはなかなかしんどいもの。そこでお勧めなのが座面の深い部分にだけクッションを入れて座面を斜めにする方法。これだと腰椎への負担を軽くした上に正しい姿勢をキープしやすくなります。簡単なのはおしりにキュッと力を入れておしりの肉を寄せ集めるように座る方法。普通にポンと座るよりも楽にキープできます。また背もたれに当たる腰の部分にクッション性のあるものを挟むのも良いでしょう。
脚を組んだり、あぐらをかいたり、片方だけ立て膝をするなど、左右のバランスを崩す座り方はしないように注意しましょう。せめて10分おきくらいに左右を交代し、両方を同じだけ使うように心がけましょう。

床の上に座る時の正しい座り姿というのは残念ながらあまりありません。腰や背骨を痛めている人は長座やあぐら、三角座りなどは腰椎への負担が大きくあまり良くありません。最もお勧めなのが正座でしょう。しかしO脚やX脚など、足のトラブルを抱えている人には正座はあまりお勧めできません。柔らかいクッションなどを敷いた上で長座や三角座りが良いでしょう。
自分の状況に合わせて選ぶといいですが、常に意識したいのは左右対称かどうかということです。また横座りは絶対に良くありませんのでやめましょう。

◆歪み矯正に効果的な方法

○後ろ歩き【O脚矯正】

とっても簡単なのが、この方法。1日10〜20歩でいいので、後ろ向きに歩いてみましょう。すると不思議とO脚が改善されます。これは時間が経つとまた戻ってしまうので、毎日継続することが大切です。徐々に膝の空間が埋まってくるのを実感できるでしょう。

○横伸びストレッチ【左右の歪み矯正】

1.右足に重心を置いて両手を伸ばし、左側にグーッとカラダを倒します。
2.今後は左足に重心を置いて右側に倒します。
これを1日左右20秒ずつ×3セットしましょう。倒れにくい方には30〜40秒くらい、ゆっくり伸ばすといいですよ。

○縦伸びストレッチ【左右の歪み矯正】

1.足を肩幅に開き片足だけに重心を置いて両手を上に。グーッと伸びます。
2.重心を反対側の足に変えて同じようにグーッと。
これを1日に左右20秒ずつ×3セットしましょう。

○だるまストレッチ【骨盤の歪み矯正】

1.仰向けに寝て膝を立てます。
2.両足を抱き寄せるようにして引き寄せ、グーッと10秒キープ。
3.ストンと手を離して両足を下ろします。
4.次に片足だけを抱き寄せるように引き寄せて、グーッと10秒キープ。
5.反対側の足も同じようにします。
これを1日3セットしましょう。曲がりにくい方の足は20〜30秒くらい、ゆっくり時間をかけてやりましょう。



○開脚ストレッチ【骨盤の歪み矯正】

1.仰向けに寝て軽く膝を立てます。
2.両足を曲げたまま左右に開きます。無理のないところで20秒キープ。
これを1日3セットしましょう。曲がりにくい方の足は20〜30秒くらい、ゆっくり時間をかけてやりましょう。


このほかのストレッチでも、ゆっくり息を吐きながらカラダを伸ばすストレッチは歪み矯正に非常に効果的です。また同時にある程度の筋力を付けることも大切です。特に水中でのストレッチやエクササイズはカラダへの負担も少なく非常に有効です。プールに行けなくても、お風呂の中でも十分意味があります。ぜひ、日頃からカラダを伸ばしたり、少しトレーニングをして、歪みにくいカラダ作りを目指してくださいね。
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