Kiss & Cry【516さんの健康管理カラダカラノート】

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10年02月27日(土)

Kiss & Cry

< 銀盤の姫たち  | 死に甲斐のある生き... >
【今日のできごと】

【今日の感想】
 「キス&クライ」 とは誰の命名だろう。フィギュアスケートのリンク脇、選手とコーチが採点の発表を待つ場所を云う。歓喜のキスと、嗚咽(クライ)の交差点である。「キス」だけの人生はこの世にはないとはいえ、まだ少女の面影を残す人の「クライ」を聴くのは、やはりつらいものがある。バンクバー冬季五輪の女子フィギュアで浅田真央選手(19)が堂々の銀メダルに輝いた。それでも、息をのむほど完璧な演技を見せた韓国のキム・ヨナ選手(19)に敗れたことがよほど悔しかったのだろう。
 今日になって、昨日のフリーの演技に関し真央・本人の談話が報じられた。演技の後半に入って間もなく、ここぞと思う連続ジャンプ、ここで9点がもらえれば逆転、と思った途端に着氷に乱れが出たという。続いてエッジを氷にひっかけてジャンプを断念する場面があった。
 思い出した歌がある。<はたちの日よきライバルを君に得て自ら当てし鞭いたかりき>詩人、堀口大学が西条八十の霊前に捧げた一首という。「十九の日」ならば、氷上の二人だろう。自分の演技に納得していない・・・ 浅田真央は涙で途切れとぎれに語り、自責の痛い鞭をわが身に当てた。キム選手もまた、好敵手の顔を脳裏に浮かべて猛練習を積んだだろうことを思うとき、金銀のメダルはともに両者の美しい共作とも見えなくもない。 あなたには 今日の「クライ」を 明日の「キス」に変えられる若さがある。時間がある。

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