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10年05月24日(月)
しんせつ心 |
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< 学問吟味
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【今日のできごと】
【今日の感想】 喜んで使ってもらえる製品を作る為に大切なこととは何か? 小川未明の童話「殿さまの茶碗」は、作る人の「しんせつ心」だと説く。 薄くて上品な茶碗を焼く腕利きの陶器師が、殿さまの茶碗作りを命じられ、透き通るほどの薄い高級品を納めた。後日、殿さまに呼び出された 陶器師は、おほめの言葉を期待したが、用件は苦情だった。薄いために持つ手が熱くてかなわないという。「いくら上手に焼いても、しんせつ心が ないと、何の役にも立たない」と諭され、陶器師はありふれた厚手の茶碗をつくる普通の職人になった。 経済産業省がまとめた「産業構造ビジョン」は、日本企業の課題として「技術で勝っても、事業で負ける」ことを挙げた。日本製品は性能はいいが あれもこれも機能を付けて価格が高い。得意だった薄型テレビも、割安な韓国製品などに押されている。人口の減少でこれから日本の消費市場 は小さくなる。かわりに、商品を買ってくれそうなのは、アジアの中流層の人々だ。 使いやすくて、しかも安い・・・彼らが求めているのは、そんな 厚手の茶碗のような日本製品なのかも知れない。
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