grillさん
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08年05月24日(土)
風物詩 |
< 上の空。
| 酔って書く。 >
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初夏。夏めいてきた日々にふと雨が降り出すと、 ものの匂いが鮮明に感じられる。 六畳の和室の畳や柱は、湿気を吸収して重くなっていく。 匂いだけではなく、 色も湿気を含んで鮮やかさを増していくように感じられる。 ただ、網戸越しの、いつもは元気いっぱいに白く輝いているマーガレットは、 雨に打たれてうなだれて少し疲れているようだ。 肌に触る網戸からの風は常に変化している。 それが昼から夜への時間を感じさせてくれる。
「今日は涼しくて良いですね。でも、すぐに暑くなりますね。」 そう、同居者に語りかけてみた。
まだ年若く、気まぐれな彼女は、ふと立ち上がって台所へ向かった。 おや、と思ううちに、戻ってきた口に黒い昆虫をくわえている。 くわえた昆虫を私の前に差し出す。 私に褒めてもらいたくてしたことなので、叱るに叱れない。
初夏の雨に、昔飼っていた猫を思い出して書いてみた。 98%フィクションです。すみません。
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