Ayako_kさん
最新の記録ノート
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15年04月03日(金)
転入生の2日間 |
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| 心配 >
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新しい部署に配属になった。 4月1日は、辞令をもらい、他の部署への挨拶。あとアルバイトさんの雑用を手伝ったり。 なんと女子の新入職員が4人も入ってきていた。 昔はこの部署、男子の新入職員の受け入れ部署だったらしいが。時代は変わったんだな。 午後には有給を取り、前部署に引継ぎに行く。 引継ぎ者に同じことを3回くらい言って「あ、やっとわかりましたあ」なんて言うのを聞きながらガックリしたりする。 そこを3時半で切り上げて帰宅し、着替えと化粧をして、旦那タクシーを呼ぶ。 夜は歓送迎会。昔別の部署で心のたよりにしていた人が、別部署に異動になると知りがっかりしたり、課長から声をかけられ、「君のいた部署の課長の○○さん、前の前の課長の△△さんとはいつの時代に世話になったんだよー」なんてお話しを笑顔で拝聴したりする。 若い人にはこちらから「前にわたしもあなたが昨日までいた××部署にいたことあるんですよー。○○さんはお元気ですか?」なんて、そっくりな話をしたりする。 4月2日 ようやく普通の服で出勤。 しかし、今の部署はある程度の知識がないと仕事にならないところなので、ひたすら勉強をする。 そうこうしているうちに自分の仕事の事務分掌の紙やら、雑用当番を決めるあみだくじやらが回ってくる。 来た早々「互助会の会計担当」をみごと引き当ててしまった。縁の下仕事が当たったのだから、きっといいことも今後当たるであろう。 勉強をしながら、隣近所の机の大先輩たちに質問をときどきぶつける。 そうすると、大先輩たちは基本となる回答を手短に述べたあと、懐かしそうに難しかった例外ケースの思い出語りをしてくれるのだった。そういう時間を繰り返す。 キャビネットで囲まれた奥にある湯沸しポットの前で、転入土産のお菓子を食べつつ、なんとなく前から顔だけ知ってる人と軽く仕事の内容を聞きつつ雑談。 「そういえばあの頃……Ayakoさん、隣の課にいましたよねえ。……ああ、はいはい、××さんがいた頃。俺もその頃この課にいたんですよ。なんとなく覚えてます」 私は、この課は初なのであるが、「このジャンルの経験は5年」とカウントされる人のようだ。 隣の課(関連部署)に過去5年いたからだ。 だから、まっさらな新人採用という訳ではない。 「あ、これはこうだっけなー」という記憶を色々と持ちつつも、まだひとりで外に出るとかまでは全然いかないという、中途半端な立ち位置の人のようである。 客観的に言うならば、仕事の仕方を教えてもらいつつ、分からないことは自分で調べたり自分から聞きに回って、できるだけ早く即戦力になることを期待される立ち位置なのではないかと思われる。
それにしても、「経験」というのはやはり、ありがたかったりする。 毎朝、8時30分まで出勤することとか、机にシャチハタのはんこと朱肉の要るハンコを入れておくこととか、自分のカップを持ってくることとか。 自分がいままで働いてきた、いろんな部署での経験とか。出会った人の顔とか。(名前まではなかなか覚えられない) 知っている顔がいくつかあるだけでも、相当救われる気持ちになるものだ。
新入職員の、リクルートスーツにひっつめ髪の女の子3人が、夕方通路で固まって喋っていた。 たぶん、4人目の帰る支度を待っているのだろう。 彼女らは、社会という大海に放り出された、4羽のスズメのようなものだ。 まだまだ、群れていないと不安なのだ。 その彼女らに軽くあいさつをし、私はロッカーへ向かう。 20数年も働いていれば、そうやって新入りの頃は固まっていた仲間たちとも、人事異動やライフイベントなどでいつのまにかバラバラになっていくことも体験済みだからだ。 そして、いろんな部署で知り合いが増えていくので、結局どこでも自分が「良き自分」であれば良いということに気付くのである。
長く生きていくと、若さも美しさも失っていく。 更年期を迎えてからは、体重もなかなか減らなくなって、スタイルが崩れるという悲しさも追加された。 だけど、「経験」は積み重なっていく。それは、年月と引き換えなのだ。 若い彼女らは、これからの原動力だ。若さとは体力であり、精神的なパワーだ。 彼女らは、失敗を積み重ねていくが、若いからこそ何度でも立ち直ることができる。 わたしたちは、若い彼女たちを優しくカバーするのがつとめなのだろう。 まあ、新人なので自分が戦力になるための研鑽も欠かせないのですが。 そんなことを色々と思った。
いままでの部署は、外であり、小さいセクションだからか、まっさらの新人はあまり来ない。 わたしが引き継いだ某君でも、多分もう30に近いくらいの年だろう。採用4年目らしいが、その前に働いたりアルバイトしたりしてたそうだから。 その前の年までは最年少で38歳くらいだった。 なので、新人が近くに来るというのは、久々の経験だ。 なんとなくかわいい。 前の部署は、アルバイトやパートのほうが多いところで、そういったところにも若い人は来るのだが、やはり育てられ方が違う。 アルバイト・パートだと、はじめから簡単な仕事を頼まれ、少し慣れると少し複雑な仕事を頼まれるが、「担当者として自分で考え、責任を持たされる」という教えられ方はしない。 だから、能力がある人でも、どこまで行っても「補助業務」なのだ。 新人職員は、「きちんと教える」ことが前提なので、まずはゆっくり概念から教える。 仕事の画面でのIDやパスワードも付与される。 それは、「一人前の社員になって、いずれはこの組織をしょって立つ人材になって欲しい」という育てられ方だ。 雇用が安定していることと引き換えに、重い責任も手渡される。 それに耐えるべく、しっかり骨組みから育てる。給料も、きちんと与える。 久しぶりにそんな、新人たちを見る機会となった。
ま、中高年は健康管理が大事。 今日はちゃんと、弁当を作って持っていこう。
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