TK66さん
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17年01月30日(月)
やるせない気持ち |
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すみません、長文になります。
先日、NHK関西ローカル「ええトコ」という番組から、お店で使う水、岩湧山の長寿水を取っているところを取材したいという依頼があったので承諾した。2回足を運んでくれた下請けプロダクションのディレクターといろいろ話して、この土日に取材するということを聞いていたので、しばらく仕事の段取りをつけるため遅くまで残業していた。しかし連絡はいつまで待てども来ず、こちらからディレクターに電話したら、「申し訳ありません!なんだかずっとバタバタしていて連絡できませんでした!」と平謝り。長寿水の取材は無しになったらしい。金銭がからむ話でないにしろ、そちらから頼んどいて連絡もしないっていうのはあんまりではないか、と言うとディレクターは平謝りを繰り返すだけだった。
ところで「水」がテーマの取材ということで気になっていたのだが、地元の酒蔵(我が市には酒蔵は一軒だけ)の取材はしたのかと聞くと、「はい、もう取材しました」やっぱりと思った。 ディレクターは「TKさんと蔵元とは、なにかあるんですか?」と聞くので「あるよ。いろいろあり過ぎるぐらいあるよ」と言ってやった。
この話をしたら2時間ほどは語れるが、同じ地元の者を批判する話なんてうっとおしいだけなので、長らく封印してきた。このFBでも、この話を知っているのはリア友ほんの数人だけだ。
今の酒ケーキは和歌山の「般若湯」を使わせてもらっているが、これは元々は地元の酒蔵とのコラボ商品で、最初はわたしが蔵元社長へ話を持っていったものだったが、そのうち蔵元がネット販売するようになり、数年後テレビの人気情報番組に紹介されてから爆発的に売れた。蔵元からの無茶な注文も無理して朝から深夜まで働いた。人生の中であんな働いたのは、あの時以外には記憶にない。それから何年もして次第に落ち着き、売れ数も減ってくると(それでも商品としては断トツなのに)社長は、配達はそちらがしろ、蔵元への値引きを増やせ、のしはそちらが用意しろ等と高圧的な態度で要求ばかりするようになってきた。そして最後は事務所に呼ばれ「酒ケーキをなくしたい」と言われた。それだったらうちの店だけでも続けさせてくれないかと言うと、「商標使用料100〜200万円ほど払ってまで、続ける気ないでしょ?」と笑われた。その時の社長の顔は忘れられない。この日でわたしと蔵元との縁は切れた。あとで知ったのだが、わたしがこの日酒蔵を出た午後1時、酒蔵のHPオンラインショッピングコーナーで「〜酒バームクーヘン」が販売されたらしい。社長、「次はなにも決まってないけど」と言っていたのに、最後までウソをつきやがった。
主力商品を失うのは大打撃だったが、それまでの社長の威圧的な言動、嘘、お金を投げ捨てるような無礼な振る舞いに嫌気が差していたので、正直言うと半分ほっとした気持ちだった。社長は弁も立つし積極的に人脈を繋げていく、いわゆる「やり手」で、今ではえらく出世したらしく、講演会で「地元の小さな店と一緒に歩んで行きたい」などとキレイ事を言っているようだ。しかし心の内は酒蔵ファースト。トランプ大統領と同じだ。いや、トランプ大統領はキレイ事を言わず本音を語っているから、そちらのほうがマシだと思う。
市内の名所などを紹介するテレビ番組などでは必ずといって良いほどその酒蔵が出てくる。商工会も市の産業観光課も取材の話があれば蔵元を通さないわけにはいかないのだろう。以前も朝日放送「今ちゃんの実は」で勝光寺の滝修行を取材していたが、その前に何の脈絡もないのに酒蔵の酒造りの様子が流された。地元の有力者だからなんでも力尽くなのだな。
今回「ええトコ」取材だって、どうせ蔵元社長が滝畑や酒蔵でなんやかんやしているのがメインで、わしがポンコツ台車転がして長寿水を汲むシーンなんて、あってもなくてもどーでも良かったに違いない。ここへ来て今年30年。山々に囲まれた自然豊かなこの地に郷土愛を感じるが、あの酒蔵社長の顔を思い出すと、どうしても興醒めしてしまう。来月半ばの「ええトコ」観たら気分悪なるから、みんトコ。(-.-
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