TK66さん
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22年09月08日(木)
映画MINAMATA |
< フクロモモンガと冷...
| 息子に感謝 >
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この夏は10代からのファンであるジェフ・ベックがジョニー・デップと組んで発表したアルバム「18」ばかり聴いていたが、そのジョニー・デップが制作と主演の映画「MINAMATA」をNetflixで観た。
キャンセル・カルチャー(問題行動を起こしたり、その疑いのある人物が社会的に追放されること)でハリウッドから弾かれた当時のデップと、雑誌「LIFE」から弾かれ、水俣病という一点で首の皮一枚繋がった写真家ユージンスミスが重なった。
脇を固める日本人キャスト達も素晴らしい。真田広之さんも國村隼さんも病に苦しむ患者とその家族もみんないい演技だった。特に外国人を前にした浅野忠信さんのへりくだった演技って日本人的で上手い。アイリーン・美緒子役の美波さんの演技と目力が印象に残った。
登場人物がハッキリと分かりやすい人が多く、かつ人数としても少ないため「この人誰だっけ?」などと思うことなく、ストーリーに入っていくことが出来た。
エンドロール前にはテキストで映画の「その後」が記載されている。ユージンのその後、水俣病のその後。さらに今の世界の公害が紹介される。 公害と呼べる環境破壊は今も続いていて、福島原発が今もチッソと同じことしてると外国から指摘されてしまっているは残念だ。心に深く突き刺さる映画だった。
音楽が良いなと思ったら坂本龍一だった。
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