短い日。【grillさんの健康管理カラダカラノート】

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09年12月16日(水)

短い日。

< 見えたような。  | あれ? >
起きたのは昼過ぎ、それで風呂入って本を読んでれば日も短いはずです。。
荷風の為永春水の評伝は、余程の思い入れがあってか、内容が濃いです。
一度に読みきらず、いつも少し後戻りして読むほどです。
為永春水は、手鎖の刑を受けて死亡。
手鎖の刑とは、自宅軟禁の上、手錠をはめたまま何十日と過ごす刑のようです。
山東京伝やら十返舎一九もこの刑に会ってます。
名が売れれば、一方で睨まれる時代でもあったのですね。
戯作者も相当の覚悟でしたでしょう。
現代では、澁澤龍彦のサド裁判などを思い起こしますが、文章ではもうポルノくらいで摘発されることも無いようですね。
摘発されても実刑は無いので、返って箔が付くというところでしょうか。
江戸戯作は妙味に溢れていますが、いつ捕まってもおかしくない緊張感が、
覚悟を決めた伸びやかさというものを生み出しているのかもしれません。

【記録グラフ】
読書(入浴)
30分
読書(入浴)(分) のグラフ
睡眠時間
6時間
睡眠時間(時間) のグラフ
体脂肪率
20.1%
体脂肪率(%) のグラフ
体重
64kg
体重(kg) のグラフ
   
コメント
ブルドッグ 2009/12/16 23:11
確かに一種の反社会的な物として受け止められていたのかも知れませんね。
面白い考察と思います。
 grill 2009/12/17 12:50
ブルドッグさん
ちょっとしたことで投獄された時代です。
お上の締め付けが厳しい時代だからこそ、浮世を笑い飛ばそうとしたのでしょう。
maruomaru 2009/12/17 00:06
戯曲に権力への風刺や批判をこめていたのでしょうね。
観客はそれを見て、権力を笑い、溜飲を下げていたのでしょう。
でも、手鎖の刑って死んじゃうんですね?
 grill 2009/12/17 12:54
maruomaruさん
戯作には権力に直接立て付くところはありません。
それこそ、只じゃすみませんし。
山東京伝は手鎖以降創作を止めてしまったようです。
当時の春水は病がちで、老けて見えたそうです。
酒が好きだったので、その祟りもあるのかも。
kowka 2009/12/17 06:46
手鎖の刑…トイレどうすんだろか?
( ^ิ౪^ิ)ギャハハハハハハハハハハハ!!!!

トイレ我慢しすぎて死んでまうのかな?
 grill 2009/12/17 12:57
kowkaさん
拭くにも拭けなかったようです。
弟子がいたから、その役目かも。
精神的にも相当にキツイですよね。
はりそん705 2009/12/17 10:12
優雅なひと時ですね。
風呂読書。
私には無理です。
絶対どぼんしますもの。(笑)
 grill 2009/12/17 13:07
はりしゃん
風呂は隔絶した空間だから集中できるのかも知れません。
その時だけ、別の時間です。
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