こんなはずじゃないさん
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10年01月16日(土)
K-9。 |
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< 昨日のバンドの話で...
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ダンスエクサに来てる、多分30歳にならないくらいの女の子が、 なんだか目に涙が浮かんでる感じで。 「どうしたの?」って聞いたら、 「私、来週からハイチに行くんです。 今日非公式な公式通達があって、私、パッキングリストに載ってるんです。」 ・・・パッキングリスト?!荷造りされて連れて行かれちゃうの? 「パッキングリストって言うのは、自分が派遣準備のパッキング(荷造り)をする人ってリストのことです。」 あ~~、なるほど・・・。 「荷造りって、どれぐらい行くの?」 「一度行ったら大抵3~4週間です。9・11の時もカトリーナのときもそうでしたから。」 げっ。そんなに行くのか~。確かにキツイな。 「行ったらせめて寝る所ぐらいは確保してくれるの?」 「いいえ。テントです。」 え~っ。女の子でも3週間以上荒れ果てた地でテント?! 「食べ物はどうなるの?」 「それもすごく問題で、3週間毎日水を入れたらぶーっと膨らむオートミールです。 確実に痩せれますから、良いことなのかもしれないけど。」 オー・マイ・ガー!私なら確実に死ぬな。風呂なし、飯なし、トイレなし。 被災地の救援だから、自分たちだけ贅沢できるわけもないんだろうけど・・・。 必死で言葉を探してやっと 「きっと来週なら余震も収まってるし、大丈夫だよ。」って言ったら、 「私、今は地震はあまり怖いって思わないし、困った人々の役に立てるのはいいって思ってるんです。 だからレスキューに行くのは全く問題ないんです。 でも、私たちが着く頃にはレスキューじゃなくてリストレーション(回復・復元作業)だから・・・。」 って、また泣きそうになってるし。 「それって・・・。死体を運び出す作業ってこと?」 「はい。私、州警察に勤めてて、私の犬と一緒に探さないといけないんです。」 死体を。。。 「本当に、本当に、むごいんですよ。絶えられない。 私はこういう仕事を望んで入ったわけじゃないのに。」
K-9。言われて見れば、確かに何かを探し当てるのが仕事。 でもきっと彼女は犬が好きで、犬のトレーニングしながら、犬をパートナーに、 ドラッグや事件の捜索に関わるのを夢見て州警察に入ったんだろう。 ミリタリーではなく、警察に就職したのだから、 まさか大量の死体の捜索をしなくてはいけなくなるなど、思いもよらなかったはず。
昨日、会社の受付の子の男友達も、数週間前に生まれたばかりの子供を奥さんに頼んで ハイチの救援活動に派遣されて行った。彼もNYPDに勤めている。 アメリカが日々、軍、警察、消防、医療関連など職種関係なく、 国に携わる人々を送る救援派遣の数には驚かされる。 アメリカの“俺がやらなきゃ誰がやる”精神がこういうときに発揮されたとき、 アメリカのその迅速さや、惜しみないパワー(数)に 私はいつも“やっぱりこの国はすごいな”と思わざるを得ない。
彼らに「これが人為的に殺された人たちでなくてまだよかった。」 なんて言葉は慰めにはならない。 ニュースで見て知ってはいても、 自分では感じ得ない一面を見た。
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