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10年02月23日(火)
銀熊賞女優 |
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【今日のできごと】
【今日の感想】 ベルリン国際映画祭の最優秀女優賞(銀熊賞)を、昭和の大女優・田中絹代が授賞したのは1975年(昭和50年)のことだ。「サンダカン 八番娼館・望郷」で演じた異教の元娼婦、老いた「からゆきさん」は「演技を超えた入神の境地」と絶賛された。それから日本人としては35年ぶりに、同じ賞を寺島しのぶが授賞した。若松孝二監督の日本映画「キャタピラー」の主演、戦争で手足を失って帰還した兵士を献身的に支える妻を熱演した。夫婦の姿を通して戦争のむなしさを訴えた作品である。35年前の田中絹代は65歳、 今、寺島しのぶは37歳。 田中がすでに功成り名を遂げた年齢での授賞だったのに対し、寺島は大女優へ歩み始めたところ。 おめでとう。これからの精進の励みになるうれしい受賞だ。 両親が尾上菊五郎と富司純子、弟に尾上菊之助の俳優一家。歌舞伎役者になれない女の身を嘆いた少女時代もあったと聞く。今、その人は国際結婚した体当たりの銀熊賞女優。大成を祈る。 2010.2.23 よみうり寸評 より
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