一番弟子【ほし。さんの健康管理カラダカラノート】

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10年01月07日(木)

一番弟子

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今日も仕事を終えて、自宅から2つ離れた駅からジョギングで帰る。

少し雲はあるけど、いい天気。
空気が刺すように痛いけど、少し走ればそれも快感になる。

携帯電話のMP3でミスチルのしるしをイヤホンで聞きながら走っていると、メールの着信音がイヤホンから流れた。

普段は、この時間は誰からもメールは来ない。
候補として、友達のトリ君かな?それともおかんか?

ひょっとしたら、めいさん!?
(ないない)と思いながら、足を止め、カバンから携帯電話を出した。

携帯を開くと、画面に雨の雫が着いている。
(ああ。雨が降っていたのか・・)

22:09 受信
ボランティア幹部M → 僕
『タイトル:緊急連絡
サル君が交通事故で亡くなりました。
お通夜は明日午後7時、お葬式は明後日午前11時
(以降省略・というか読む気力が無くなった)』

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僕のボランティアサークルは 16歳になると18歳のお兄さんに弟子入りし、
18歳になると弟子を卒業して、新たに弟子を持つというシステムになっている。


サル君は、僕の弟子(1998年~2000年)。
サル君とは、いろんなところに貧乏旅行をした。
10日間かけて、九州を一周したこともある。

僕らのコンビは、2000年8月に全国ベストコンビの8組にも選ばれたことがあったし、
それがきっかけで、2001年の僕は世界大会にも行った。(サル君はバイトの為不参加)

2002年に、解散したコンビを再び復活させて、全国大会の手伝いにも行った。


僕の18歳~20歳は、大学にも慣れずこれといって楽しい思い出がない。
思い出すことは、サル君と遊んだことばかり。


船旅の時 待ち合わせに遅刻したサル君を船の前で待ち、出港の橋げた外された時に現れたり、
その船が台風に巻き込まれ、船酔いした僕を 何時間も介抱してくれたり。

見知らぬ地で初ナンパをして、2人組に声をかけたのに、ついてきたのはブサイク女だけだったり。
「夜這い」と銘うって、女の子の部屋の前まで行って、ノックして、だけど部屋には入れてもらえず、部屋の前の廊下で朝まで話したり。

3年前偶然に 終電の中で会い、誰もいなくなった真っ暗な駅で 積もった話を2時間したりもした。


走馬灯のように思い出す。

いつでもサル君は僕の弟子だった。



そんなことを思いながら、なんとも表現できない気持ちで家へ帰った。
空が僕の代わりに泣いていた。

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