日曜の日記3【ほし。さんの健康管理カラダカラノート】

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10年12月14日(火)

日曜の日記3

< 作戦実行2  | 由香の結婚 >
難波に着いた
僕:「まだ少し早いから、ドンキの観覧車を見に行こう。行ったことある?」
めいさん:「ないよ。遠い?」
僕:「そんなに遠くないよ。」

難波は会社から近いこともあり、詳しく案内できる。
僕:「ここが蟹道楽。中国で一番有名な日本のレストラン。客の半数以上が中国人らしい。」
めいさん:「そうなんだ。」
僕:「ほら、あの団体もあの団体も全部中国語。」
僕:「それであれが観覧車。」
めいさん:「本当だ~。」
僕:「じゃあドンキ(ホーテ)に入ろう。」

1周見回るが何も買わない。
めいさんはコスプレコーナーのガ●ャピンの着ぐるみを1番長く見ていた。

ドンキから出て、駅の方へ歩く。
でも来た道は通らない。
僕:「ドンキに行って、クリスマスプレゼントが決まったよ。困ってたんだ~。」

などなど話していると、ラブホ街を歩いていた。
僕:「さて、ここで・・・。」
足を止めるが、頭の中でいろいろ計算を始める。

・さっきラブホに入れなかったのは、何かのお導き?
・ラブホの前で足を止めた時のめいさんの感情は?
・ラブホのための時間が2時間くらいしかないことと、入らなければ2時間余る?2時間何に使う?
・今、僕とめいさんはいい感じなので、次回でいいのでは?
・据膳食わぬは男の恥?
・サービスタイムは何時まで?

結論:
僕:「やっぱり今日はパス!気が変わった。」
めいさん:「どうしたの?」
僕:「ううん。大丈夫。行こう。」

それから、いつものイタリアンの店に行った。
18時過ぎから、カクテルの飲みながら、イタリア飯を食べる。

僕:「今日はどうだった?」
めいさん:「楽しかったよ。プールが気持ちよかった。ほし。ちゃんは?」
僕:「ん・・。ずっと計画してきた作戦が失敗して、すごく心残り。」
めいさん:「いつから計画してたの?」
僕:「2ヶ月前の豆腐の居酒屋で水着デートを約束した時から、あの時に思いついた。」
めいさん:「え!?」
僕:「この計画には2つの必須項目があって、それが<水着デート>と<マッサージ券>」
僕:「まずあの時に<水着デート>が出たから、フルマラソンを完走して、誕生日を利用して<マッサージ券>をもらおうと思った。」
僕:「それで誕生日の神戸デートで、手作りお菓子を作ってもらわないために、神戸デートのプランニングをお願いして手作りお菓子まで手が回らないようにした。」
僕:「だから鈴鹿サーキットのあとでラブホに断られるのも計算済み。」
僕:「それで、今日の作戦実行で 風呂でボーっとしているめいさんの頭が冴える前にラブホへ急いで連れて行った。」
めいさん:「なるほど・・・・。」

少しあきれた顔をしていた。

僕:「でも難波のラブホでは、作戦失敗したのにこんなに簡単にホテルに入っては、作戦が安くなると思って入らなかった。安いプライドだね。」


酒が強くて、あまり覚えていないが・・。
僕:「めいさんはかわいいから、たくさんの男から声をかけられるだろ?」などと発言したようだ。
するとめいさんは少し黙り、
めいさん:「ほし。ちゃんの頭の中にそんなことを思っていると思うとは思わなかった。」

以降、めいさんの食事の手が止まり、黙りこんでしまった。
何を話しかけても返事をしない。

一人でスパゲティを食べ、グラスの酒を飲み干し
僕:「じゃあ、外へ出よう。」
僕がレジで4200円を払うと、

店の外で、
めいさん:「おごって貰ってばかりだから。」
めいさんは僕に5000円を握らせた。

僕はあぜんとし、5000円を受け取った。
これ以上険悪になりたくない。
でも、頭の隅で<女性が多く払う時は、関係を修復させたいとき。仲良くなりたいとき。>とマニュアルを思い出して
僕もだんまり作戦をとることにした。

難波駅に戻り2人分の切符を買うと、めいさんは2人分の切符代を僕に握らせた。
さすがに2連続は不安がよぎった。

ホームに行くと、電車が出発直前だった。
電車に乗ると、2人とも座ることができ、僕はたぬき寝入りをした。

5分後、目を覚ましたフリをして、めいさんの手を握り、再びたぬき寝入りをした。

たぬき寝入りをしながら、めいさんの態度について考えた。
めいさんは、浮気をしないのに、浮気をする性格だと思われたことに怒っていると分析した。
それに比べて僕は、めいさんとシャオさんとナナが好き。シャオさんとナナは脈が不明だが
姫とは復縁できる可能性が高いので、めいさんを失う不安は失うまでわからない。

僕は、浮気性だな・・。最低の男。ラブホで結ばれる資格がないなぁ・・。
シャオさんなら本気になれたかな? ナナなら本気になれたかな?
でも、めいさんは面倒だな。。これからもしょっちゅうこんなことが起きたら、時間の無駄だよ。

でも、僕のことを想ってくれるめいさんを大切にしないと。

涙をこらえて、手を握って、幸せを感じながら、電車は進んだ。

乗換駅で、ホームの隅に座り、強行論で説き伏せる
僕:「他の男に取られたくない独占欲であんなことを言ったんだ。ごめん。でもこれくらいのことでいちいち怒ってたらこれから先、ずっと一緒にいるのに疲れるよ。お酒が回って口が滑ったんだ。ごめん。」
めいさん:「でも、頭の中にそんなことを考えていたってことが嫌なんだ。」
僕:「めいさんに指輪をつけさせて、他の男を寄せ付けないようにしたいけど、めいさんが熟睡しないから指のサイズを測るチャンスがない。めいさんは「泊まりで旅行できない」って言うから、困ってるんだ。」
めい:「はい。」
めいさんは、手を僕に差し出す。

僕:「目の前で測れないよ。この作戦はまた次の機会。仲直りね。」
めいさんと強く握手をした。
めいさん:「うん。」

電車に乗り、めいさんの家のある1駅前で下車。
めいさんの集落まで、真っ暗の道が続く。

僕:「もうラブホへ連れて行く手のこんだ口実は思いつかないかもしれないけどいい?」
めいさん:「うん。」
僕:「平日だったら、僕は車を出せないから、めいさんの車でラブホに行くかもしれないけどいい?」
めいさん:「うん。」

僕は嬉しくなって、めいさんを抱きしめてキスをした。
回りは見渡す限りの田んぼ。星空の下でキス。
僕の初屋外キス。

そして、誰もいないことを確認して、もう一度キス。
めいさんの家の最寄り駅で別れた。


作戦は失敗したけど、進展の手ごたえはあった。

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