tomytomyさん
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10年03月14日(日)
Daimaru Hotel 後編 |
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(昨日の続き)
郡病院は盛況だった。英語よりもスペイン語が飛び交っていて、ヒスパニック系の子沢山そうな ベテラン妊婦さんたちが横たわるベッドが廊下に並んでいた。 日本とは全然違う…が当時の私は日本の産婦人科の様子など知るわけも無く、ベテラン妊婦たちが あちこちの部屋でポコポコと出産(←本当にそんな雰囲気だった)していく中、うんうんと苦悶している彼女のそばで ただ立っているだけというわけにもいかず、何とか相手の男性に知らせようと考えた。
とにかく生まれてくる子供の父親の名前、階級、乗っている艦名を聞き出し、サンディエゴの基地に電話した。 電話口で私は必死につたない英語で、「その人のワイフが病院で出産している」と伝えた。ワイフではないのだが 英単語が浮かばなかった。相手は「船のほうに連絡しておく」と言っていたが、実際どうなったかはわからない。
彼女は出産と戦っているって感じだった。 医者の指示で、赤ん坊を下に下ろすんだということで、点滴をしたまま廊下を歩かされたりしていた。 しまいに痛すぎて彼女は歩けなくなった。
そうして、一晩かかって赤ん坊は生まれた。一緒に同行していた女性は分娩室に呼ばれてへその緒を切らしてもらったらしい。 感動して泣いていた。私はずっと外で待っていたが、生まれた直後に中に呼ばれ、赤ん坊と対面した。 赤ん坊は小さく、肌は赤っぽい色をしていたように見えた。髪はカールが掛かっていたがお尻には蒙古斑があった。 かわいらしい男の赤ちゃんだった。
驚いたことに次の日にはもう、退院して彼女は赤ちゃん連れでDaimaru Hotelに戻ってきた。 彼女は数日後にサンディエゴに彼に会いに行くという。赤ん坊を抱っこして授乳しながら、 「名前がないんだよねぇ~」とポツリと言った。赤ん坊を産んで嬉々としているというよりは まだ、現実感が無いうつろな感じで赤ん坊を抱いていた。
ただ同じホテルに宿泊していただけの、全くの他人なのだが、考えて「ランドルフ(ランディー)」という名前を付けた。 ミドルネームは日本名にして、「根性」とか「努力」とかはどうかな?とそれまで緊迫していて言えなかった小粋なジョークを飛ばしたが、完全にすべった。だがとにかく私が名付け親だ。
連絡先を伝えて、とにかくこれから頑張れ、彼に会えることを祈っていると伝えて、私は帰国したが、それ以来連絡は来ない。 赤ん坊の父親には会えたんだろうか。ランディー君はどんな青年になっているんだろうか。
(昨日の運動) 水泳、ペクトラルマシン、チェストプレス、シットアップ、プーリー、ラットマシン、アームカール、アームエクステンション エアロバイク(負荷×30分)
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