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10年09月02日(木)
初代若乃花 |
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< 西国巡札
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【今日のできごと】 西国巡礼二日目 善峯寺(よしみねでら)京都・西山
【今日の感想】 横綱昇進が決まり、使者の到着を待つ。 力士ならば誰しも天に舞う至福の時間、その人は「困るよ・・・ 断れないのか」、そう語って頭を抱えていたという。 「昭和の名横綱」 初代若の花 花田勝治さんである。大関は負け越しても、関脇で相撲がとれる。横綱には引退しかない。短命横綱に終われば両親や兄弟姉妹を養えなくなる・・・。その場面に立ち合った相撲ジャーナリストの杉山邦博氏が『土俵の真実』(文芸春秋)に書いている。 子供が戯れに噛みついても、つるりと滑って歯がたたないほど肌の張りきった腕、土俵の砂を噛み過ぎてカギ形に曲がった足の指。 ”土俵の鬼”花田さんが82歳で亡くなった。子供の頃、♪ お花を上げましょ桃の花・・・を「若乃花」と替え歌にして歌った記憶がある。 軽量ながら真っ向勝負を挑み、勝つ姿に、どれだけ多くの人が励まされたか。確かに昭和という時代がくれた花だった。「貧乏が俺を横綱にしてくれた」と語った人は、賭博に散在した後輩たちをどうみていたのだろうか。偉大な後ろ姿に「ありがとう」よりも「ごめんなさい」と言わねばならないのがつらい。 2010.9.2 読売・編集手帳
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