TK66さん
最新の記録ノート
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19年01月09日(水)
高見山 |
< ナマった身体
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1月7日 平成最後の初登山、2年前にy会長に連れていってもらった高見山の樹氷を見に行くことにした。前回は樹氷は楽しんだものの山頂が雲に覆われ、しかも強風だった。てんくら予報では午前9時がBで1午後2時と3時がAなので、今日はお昼頃杉谷・平野分岐天気良さそう。但し山頂の風は昼間で13mなので、それは覚悟しておこう。
で、高見山登山口をGoogleマップで検索したら三重県松阪市飯高町舟戸の「高見山登山口 トイレ」がすぐに出てきたので、写真を確認して登録。166号線、トンネルを抜けて左に入り村の中を走ると突然真っ白の高見山が現れ、思わず写真を撮った。ナビの画面では登山口は現在地の右上にある。もうすぐだ。待っとれよ高見山!
するとナビが「目的地は右手です。案内を終了します」と終わってしまった。スマホのGoogleマップも同様だ。わたしは思わず、なんで?!最後までイカせてくれよ‼と叫んだ。
とにかく右に上がる道を探し登ってみるが、行き止まりだったり酷い砂利場だったり。看板や標識らしいものが全くない。ひとに聞こうと民家を訪ねるがどこも留守のようだ。少し下でひとの話し声が聞こえたので車でそこまで行って聞いてみた。年配の男性とふたりの女性が立ち話をされていたので、スマホの駐車場の写真を見せると「ここには登山口はあるけど、そんなトイレのある駐車場はないな。高見峠に行かなあかん」と高見峠(大峠)への行き方を親切丁寧に教えて頂いた。 「今やったら晴れていて景色もええけど、山の天気はすぐ変わるからはよ行かなあかんで」と言われた。
教えてもらった通り高見トンネルの手前まで戻り、左折して林道を走る。そうやそうや、この道や。走ってみてやっと思い出す。ようやく案内板がありホッとする。途中、小さなリスと大きな雄の鹿が道を横切り興奮する。更に登って行くと日当たりの悪いところが凍結しているが、今日はスタッドレスタイヤを装着しているヨメサンの車で来たので心配ない。 ようやく登山口に着いたのは午前10時半だった。40分ほど時間をロスしてしまった。
「高見山登山口駐車場」 〒633-2304 奈良県吉野郡東吉野村杉谷 https://maps.app.goo.gl/NWVGF
Googleマップの平戸にある間違った情報(画像は登山口駐車場になっている)は後で削除依頼しておいた。ネット情報はこれがあるから全て信用してはいけない。
鳥居をくぐり木の階段を登る。スタートだ。このコースは風裏になるので快適だ。天気は晴れ時々曇り。青空を白い雲が飛んでいる。積雪は全くないが二合目あたりから早くも霧氷だ。その向こうには真っ白になった高見山の斜面が広がっている。木のベンチのあるところから振り返れば、真正面に大普賢岳、左に明神岳が見える。共に雪化粧をして美しい。 5合目あたりでは鳥たちが沢山いた。ヤマガラ、シジュウガラ、コゲラ、エナガなどが餌を探している。鳥大好き人間としては、つい立ち止まって見てしまう。おっといけない。急いで登らんと、山頂の天気はそう待ってくれない。イカンイカン!
9合目ぐらいになると霧氷が樹氷に変わり、登山道も積雪がある。しかしアイゼンを装着するほどではない。山頂への尾根に上がると真っ白に積もっており、慎重に登る。
山頂到着は午後12時。青空に樹氷。これを期待して登って来たのだ。えびの尻尾もかなり成長している。展望台に上がり、眺めた景色は最高のご褒美だ。ハイカーが数人おられて、皆こんな日は珍しい、ラッキーだと言っていた。
避難小屋までは全く無風だったが、小屋を過ぎると10m以上の強風。立っていると飛ばされそうで不安になる。しかし写真も撮りたい。その間で悩むところだ。
杉谷・平野分岐方面から来たハイカーは皆アイゼンを装着していた。避難小屋には6名おられたが、ちょうど食事が終わったらしく下山の準備をされていた。 避難小屋は一昨年の台風で半分飛ばされ、最近修復されたとのことで、まだ部分的にブルーシートがかけられてあった。
写真好きの年配男性、後で来られた女性グループと話をしながら避難小屋で昼食を取った。男性の方は納得できる写真を撮る為、太陽待ちなんだそう。雲が途切れて陽の光に樹氷が照らされると最高にキレイだ。食後のホットコーヒーは樹氷を眺めながら楽しんだ。旨いコーヒーだった。
再び積雪の尾根を慎重に降り、来た道をそのまま下山。午前中の霧氷はすでに溶けて無くなっていた。登り1時間、下山40分程度は。金剛山で言えば寺谷の最後の水場ぐらいを往復する感じか。高見山への最短ルート、年末年始で3週間登山していない我が身にとっては、程よいリハビリ登山になった。
などと調子よく降りていたが、どうも辺りの様子が違う。苔だらけの岩ばかりで踏みあとがない。まさかのロスト? スマホの地図アプリを見てみると、コースを右側に大きく外れている。修正するため林の中を移動するが、落ち葉が多く足場が安定しない。行けば行くほど斜面が急になって歩き辛い。 難儀していると何処かから鈴の音が聞こえる。斜め上に人が歩いているのが見えたので、大きな声でその人達を呼び止めた。ハイカーは一組の夫婦の様で、登山道の位置を教えてもらった。わたしが道に無事戻るまで心配して見守ってくれていたようで、とても恐縮した。 こんなシンプルなコースでも、うっかりするととんでもない場所へ行ってしまうこともあり、最悪の場合転倒して大怪我することもあるので、特にソロでの登山は慎重でなければいけないと痛感した。
午後1時半に駐車場を出発し、4時には自宅ベランダでワイン飲みながら、山頂で撮った写真を眺めていた。ちょっといろいろアクシデントはあったけど、思いきって行って良かったと思った。 新春登山の恒例行事にしたいな。
☆ムービーもご覧ください https://youtu.be/qHJzPI2KPrM
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